落合博満さん、パ2位争い続ける日本ハム・新庄監督の奇策に驚き 「一番勇気が要ることですよ」

AI要約

落合博満さんが新庄剛志監督の奇策についてコメント。初球スクイズの勇気を讃える。

落合さん自身も過去にスクイズのサインを出した経験を振り返る。

中畑清さんも新庄野球の奇策を支持し、選手が当たり前と思っていることを指摘。

落合博満さん、パ2位争い続ける日本ハム・新庄監督の奇策に驚き 「一番勇気が要ることですよ」

 現役時代にNPB最多の3度の三冠王、中日の監督として2007年に日本一に導いた落合博満さん(70)が18日、TBS系情報番組「サンデーモーニング」スポーツコーナーにご意見番として生出演。2年連続最下位からの就任3年目の今季、パ・リーグで2位争いを繰り広げる日本ハム・新庄剛志監督(52)が繰り出した奇策について、自らの経験を踏まえて「よっぽど度胸がないとできない」などと感想を語った。

 14日のロッテ戦で2回に2者連続で初球スクイズを指示し、1本目のスクイズを決めてお立ち台に立った伏見寅威が「初球からまさかのスクイズ。緊張しました」と語る勝利への執念を見せた試合のVTRを見た落合さんは「俺も初回スクイズのサイン出したことあるよ」と振り返ってスタジオを湧かせた。

 続けて「回数関係なく点数取るために何が一番最善の策なのか、打者と投手の相性、いろんなことを考えて最善の策だなと考えればスクイズ出しますよ。スクイズを出す時の監督というのは一番勇気が要ることですよ。失敗したら流れがゴロッと変わるんでね。細心の注意を払って、その回出したら一発で決めてくれって。でも、まさか2人続けざま初球のスクイズって、よっぽど度胸がないとできない」と新庄監督の采配に驚きを隠さなかった。

 落合さんとコンビを組む元DeNA監督の中畑清さん(70)は「奇策と言われるけど、奇策っぽい野球を浸透させているのが新庄野球なんです。選手は(インタビューで)ああ言ってるけど、本当は『出て当たり前だよな。ウチの監督だったら』と思いながらプレーしてますよ」などとコメントした。