一時ファン殺到「座席に戻って」 夏の甲子園に日本ハム・新庄監督

AI要約

新庄剛志監督が高校野球選手権大会の3回戦に母校西日本短大付の試合を観戦するために阪神甲子園球場を訪れ、ファンに囲まれる騒然とした状況が生じた。

新庄監督は後輩たちのプレーを見守り、観戦後に日本ハムの試合へ移動する予定で、西日本短大付の試合に出場する懸念した西村慎太郎監督も期待を寄せていた。

西日本短大付は京都国際と対戦し、32年振りの8強入りを目指している。

一時ファン殺到「座席に戻って」 夏の甲子園に日本ハム・新庄監督

 プロ野球・日本ハムの新庄剛志監督が17日、第106回全国高校野球選手権大会の3回戦に登場の母校・西日本短大付(福岡)の試合を観戦するため、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)を訪れた。

 新庄監督は、白いTシャツにサングラス姿でバックネット裏に登場した。気づいたファンが、携帯電話で写真を撮ろうとするなど殺到した。警備員が「座席にお戻りください」と叫ぶように制止したものの、騒然とした状況は変わらず、大会主催者が危険な状況と判断。新庄監督は別の場所に移動した。

 日本ハムは16日から京セラドーム大阪でオリックスとの3連戦。17日は午後2時開始予定のデーゲームがあり、新庄監督の第2試合の観戦が実現した。後輩たちのプレーを見守り、試合途中で京セラドーム大阪に移動する予定という。

 西日本短大付は新庄監督と高校時代にチームメートだった西村慎太郎監督が率いる。西村監督は「一試合でも多く勝ち、彼(新庄監督)が見に来られる時間に試合ができれば」と期待を寄せていた。

 西日本短大付は3回戦で京都国際と対戦。勝てば、初優勝した1992年大会以来、32年ぶりの8強入りとなる。【石川裕士】