プロ注目の早稲田実・宇野真仁朗「まだ負けた実感ない」 夏の甲子園
早稲田実は大社に延長十一回タイブレークの末、2-3でサヨナラ負けし、9年ぶりの準々決勝進出を逃す。
主将の宇野真仁朗は涙ながらに試合を振り返り、チームの成長や甲子園での経験に感謝の気持ちを述べる。
進路に関してはまだ決めておらず、和泉監督と相談しながら進んでいく考え。
第106回全国高校野球選手権大会は第11日の17日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で3回戦があり、早稲田実(西東京)は大社(島根)に延長十一回タイブレークの末、2―3でサヨナラ負けし、9年ぶりの準々決勝進出を逃した。
早稲田実のプロ注目の強打者・宇野真仁朗主将は涙ながらに試合を振り返った。試合後の主なコメントは以下の通り。
◇早稲田実・宇野真仁朗主将
甲子園に来て2勝して、次の目標はベスト8だと決めていたんですけど……。最後、この仲間ともっと野球をやりたいという、その気持ちだけです。
新チームが始まった時から、(和泉実監督から)怒られっぱなしで。チームもまとまらなくて苦しかったが、自分たちも監督を信じてここまで来られたので感謝しかないですし、最高の監督だと思う。
(サヨナラ負けの瞬間は)正直、まだ負けた実感がないというか……。あしたもこの仲間で練習をしている未来しか見えていなくて。サヨナラの瞬間も「これで終わったのか」と思いました。悔いも残っていますけど、甲子園でベスト16まで来られたのは大きな成長をしたなと。チームの成長だと思います。
(甲子園の舞台は)応援もすごかったし、甲子園のたくさんの観客が入る中で、この仲間とやれたというその時間は2週間とか短い間だったが、人生で一番濃い時間が過ごせたと思う。
進路に関してはまだ決めていない。和泉監督と話し合いながら決めていこうかなと今は思っています。