元ナイジェリア代表MFミケル氏が現在のチェルシーに苦言 「彼らのプロジェクトは間違っている」

AI要約

ロマン・アブラモビッチ氏からトッド・ボーリー氏への所有権移行後、チェルシーは2030年計画に取り組んでいるが、元選手やジャーナリストから批判が集まっている。

ジョン・オビ・ミケル氏は2030年計画に疑問を抱き、若手選手重視のチーム編成やプロジェクト志向に対して厳しい意見を述べている。

チェルシーは過去の成功に執着するか、未来志向を貫くかのジレンマに立たされており、今季の成績がその行方を左右する可能性がある。

元ナイジェリア代表MFミケル氏が現在のチェルシーに苦言 「彼らのプロジェクトは間違っている」

2022年にロマン・アブラモビッチ氏からトッド・ボーリー氏にクラブの所有権が移ったチェルシーは復権に向けて積極的な動きを見せているが、その裏では批判の声も挙がっているようだ。

数多くのジャーナリストや元プロサッカー選手がチェルシーに対して批判の声を挙げる中、今回苦言を呈したのが、かつてチェルシーでも大活躍した元ナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケル氏だ。同氏は古巣であるチェルシーが現在掲げている2030年計画について言及している。『beIN SPORTS』が伝えている。

「チェルシーのSD陣はこの2030年計画というプロジェクトには5年から10年かかると説明したが、マレスカ監督は2年から3年と話していた。だから私はそんなプロジェクトは存在しないと思っているし、絶対に間違っているとも思っている。我々チェルシーは“今”

勝ち続け、チャンピオンズリーグに戻らなければならない」

古巣に対して厳しいコメントを残したミケル氏はチェルシーが掲げるプロジェクトを批判。しかしそれもそのはずで今のチェルシーは2030年計画のため、未だ実績がない多くの若手選手獲得に大金を費やしており、現在ホームページに載っているファーストチームの選手の総数も43名とパンク寸前。将来性を意識し過ぎたチーム編成が大きな波紋を呼んでいた。

また、昨季怪我で離脱していたリース・ジェイムズに代わって主将を務め、リーグ戦も37試合に先発出場したコナー・ギャラガーというアカデミー出身選手も若手獲得の資金源のために構想外にするなど、目先の勝利よりプロジェクトを優先しているのだ。

かつてのレジェンドに猛烈な批判を浴びたチェルシー。ボーリー体制以降は度重なる監督交代など難しい時間が続いているが、果たして今期こそは結果を残すことができるのだろうか。