関東第一、5年ぶり8強進出 1点守り競り勝つ 越後が殊勲の適時打 全国高校野球選手権

AI要約

関東第一が明徳義塾を3-2で破り、ベスト8に進出した。

試合では畠中が逆転を許すも、越後の適時打で勝ち越し、投手陣も3人の継投で見事なリードキープを果たした。

次の準々決勝では東海大相模との対戦が控えている。

関東第一、5年ぶり8強進出 1点守り競り勝つ 越後が殊勲の適時打 全国高校野球選手権

第106回全国高校野球選手権大会第10日の16日、東東京代表の関東第一は第2試合(3回戦)で明徳義塾(高知)と対戦。3-2で競り勝ち、5年ぶりにベスト8進出を決めた。関東第一は同点で迎えた六回、越後の中前適時打で勝ち越す。投げては3人の投手による継投で、明徳義塾打線を振り切った。次は第12日の準々決勝第1試合で東海大相模(神奈川)と対戦する。

関東第一は二回、主将・高橋の四球から2死二塁のチャンスを作ると、7番・小島の右適時二塁打で先制する。しかし三回、2番手の畠中が安打や四死球で2死満塁のピンチを迎えると、8番・里山に左前2点適時打を浴び、逆転を許した。

それでも五回、畠中の代打・滝川が左二塁打を放ち好機を演出すると、2死三塁から相手の失策で同点に追いつく。

六回には先頭の坂本が四球で出塁し、続く高橋が右前安打でつないで、無死一、三塁。絶好の場面で5番・越後が相手先発・池崎の初球をセンターに弾き返し、3-2と勝ち越した。

投手陣は坂本、畠中とつないだ後、五回からはエース・坂井が相手打線をわずか3安打無失点に抑え、1点のリードを守り切った。

殊勲打の越後は「次も強い気持ちで頑張りたい」と東海大相模との準々決勝に向けて意気込んだ。

○米沢貴光監督「選手がやるべきことをやってくれた。ちょっとだけうちに運があったのかなとも思うが、しっかり準備してきたことが運につながったのではないか」

○高橋徹平主将「今日は守り勝ち。基礎から徹底して練習してきたので、守備は大丈夫だろうという気持ちだった」(塚脇亮太)