1点差の死闘に関東一・米沢監督「よく耐えてくれた」、勝ち越しの場面では「笑顔で行こう」選手たちを鼓舞してベスト8進出!【24年・夏甲子園】

AI要約

関東一が明徳義塾を1点差で破り、5年ぶりのベスト8進出を果たす。

勝ち越し打を放った越後選手の活躍や、チームの緊迫した試合を振り返る。

次戦は東海大相模との対戦で、チャレンジャーとしてしっかりと対戦する意気込みを見せる。

1点差の死闘に関東一・米沢監督「よく耐えてくれた」、勝ち越しの場面では「笑顔で行こう」選手たちを鼓舞してベスト8進出!【24年・夏甲子園】

<第106回全国高校野球選手権大会:関東一3ー2明徳義塾>◇16日◇3回戦◇甲子園

 関東一(東東京)が1点差の好ゲームを制して5年ぶりのベスト8進出を決めた。

 再三に渡る好守も飛び出し、1点勝負の好ゲームを演じた。試合後、勝ち越し打を放った関東一の越後 駿祐内野手(2年)が「1秒も気を抜けないなという気持ちでした」と振り返れば、米沢 貴光監督も、「選手たちはよく我慢してくれた。プレッシャーを感じながらのプレーだったと思うが、よく耐えてくれた」と緊迫した試合を勝ち切った。

 6回に勝ち越した場面では、「表情がかたかった。勝ちたいが強すぎたので(5回終了後に)『ここは笑顔でいこう。思い切っていこう』と話をしました」と米沢監督。すると先頭の坂本 慎太郎選手(2年)が四球で出塁、4番の高橋 徹平内野手(3年)も安打で続き無死一、三塁の好機を作ると、越後が中前へ運んで勝ち越しに成功。「とにかく打ってやるぞという強い気持ちで打席に入りました」と初球を振り抜いて決勝点をあげた。

 7回には無死一、二塁のピンチを迎えたが、二塁手の小島 想生内野手(3年)、三塁手の高橋 徹平内野手(3年)の好守もあり無失点で切り抜けた。チームを救ったプレーに米沢監督も「本当に際どい所を取ってくれた。彼らの守備が良く出たと思います」と賛辞を送った。

 次戦はベスト4進出をかけて東海大相模と対戦。「東海大相模さんは投手も含めて素晴らしい力があります。うちはチャレンジャーですのでしっかりと戦いたいと思います」と意気込んでいた。