【ソフトバンク】大津亮介に指令、2軍再調整 勝負の秋にはい上がれ 5回4失点7敗…M29も

AI要約

ソフトバンクの大津亮介投手が4連敗により2軍再調整が命じられた。成績が急落し、倉野コーチが復調を期して再調整を指示。

大津投手の不調の原因は疲労蓄積であり、倉野コーチはフルでのパフォーマンス維持が難しいと分析。

連勝が3でストップしたが、ロッテの敗戦により優勝マジックは29となり、大津投手は結果に向き合って前を向いている。

<西武4-1ソフトバンク>◇14日◇ベルーナドーム

 はい上がれ。ソフトバンク大津亮介投手(25)の2軍再調整が決まった。西武戦(ベルーナドーム)に先発し、5回5安打4失点で自身4連敗の7敗目。先発転向1年目の右腕が7月以降、防御率4・89と精彩を欠いた。急失速の右腕に対して、倉野1軍投手コーチは終盤戦での復活を期して再調整を命じた。チームの連勝は3で止まったが、ロッテが敗れて優勝マジックは29と前進した。

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 大津に試練が訪れた。6月29日の6勝目を最後に約1カ月半、白星なし。自身4連敗で、7月以降は6試合で防御率4・89に落ち込んだ。倉野投手コーチは「(出場選手登録を)抹消します。2軍にいきます」と明言。プロ2年目、先発転向1年目の右腕の2軍降格が決まった。

 1回は先頭の1番外崎に右中間二塁打。1死三塁で佐藤龍に先制犠飛を献上した。打線は4回に正木の適時打で同点に追い付いたが、5回2死二、三塁では再び外崎にカットボールを右中間に運ばれた。「勝負球が甘く入ってしまった」。なお2死二塁で源田にも左前適時打。5回5安打4失点で7敗目。6勝を挙げていたが、ここにきて黒星が先行してしまった。

 この不調の要因は疲労蓄積。倉野コーチは「それ(疲労)しかないと思います。初めての先発で、この夏場。まだシーズンを通してフルでハイパフォーマンスを維持できるスタミナがなかった」と分析した。今季は開幕3戦で3勝を挙げ、防御率0・90を記録していた右腕。先発ローテーションの一角として貢献してきただけに復調が待たれる。

 同コーチは「もう1回作り直し。終盤、もう少し先に山がくると思う。そこで勝利に貢献してほしいという期待をしています」と大津をねぎらった。連勝は3でストップ。ロッテが敗れ優勝マジックは1減で29となった。大津は「結果が結果なので、これをどうとらえるか」と必死に前を向いた。【只松憲】