「まだまだ…なかったのかな」ソフトバンク首脳陣が指摘した大津亮介の課題 先発初挑戦の今季、黒星先行でやむなく再調整へ

AI要約

ソフトバンクは西武に敗れ、大津亮介投手が黒星を喫する。投手コーチはスタミナ不足を指摘し、再調整が必要とした。

大津投手はピンチで粘れず、勝負球が甘くなる傾向にある。立ち上がりの課題も改善できず、初回に点を取られることが続いている。

打線は9安打を放ちながら1得点に終わり、優勝への道はまだ厳しい。9連戦の折り返しで勝ち越しを目指す。

「まだまだ…なかったのかな」ソフトバンク首脳陣が指摘した大津亮介の課題 先発初挑戦の今季、黒星先行でやむなく再調整へ

 ◆西武4―1ソフトバンク(14日、ベルーナドーム)

 先発1年目右腕は試練の時だ。7月以降白星がないソフトバンクの大津亮介が5回4失点で7敗目を喫して黒星先行。倉野信次投手コーチは「まだシーズンを通して先発としてハイパフォーマンスを維持できるスタミナはなかったのかなと思う」と2軍再調整を明かした。

 ピンチで粘れない。同点の5回。四球や安打などで2死二、三塁とされ「追い込んでから決めきれず、勝負球が甘くなり打たれてしまった」と外崎修汰に高めの変化球を捉えられ、右中間への勝ち越しの2点二塁打とされた。続く源田壮亮にも適時打を浴び「追いついてもらったのに申し訳ない」とうなだれた。

 課題の立ち上がりも克服できない。5試合続けて2回までに失点。今回は初回先頭の外崎に右中間二塁打を浴び、1死三塁となって佐藤龍世の犠飛で先制された。「もちろん毎試合(初回に点を)取られたくないし(そう思って)投げているが結果が結果なので」と歯を食いしばった。

 打線は4回に正木智也の適時二塁打で一時追いつくも、他の好機であと一本が出ず、西武の5安打より多い9安打を放ちながら1得点に終わった。ただロッテが敗れたため、優勝へのマジックナンバーは一つ減って「29」とした。今季最初で最後の9連戦は折り返し。西武との3戦目でカード勝ち越しを決めて、ホームでのロッテ戦に臨みたい。(大橋昂平)

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