【ヤクルト】あわや乱闘から一夜明け、静かに試合開始 試合前の両指揮官は笑顔 死球の岩田も先発

AI要約

13日の試合後に発生した乱闘から一夜明け、静かに試合が始まった。

セレモニーでは、球団マスコットに花束を贈り合う和やかなムードが流れた。

“因縁”の相手との再戦となるヤクルト-中日戦に注目が集まる。

<ヤクルト-中日>◇14日◇神宮

 あわや乱闘から一夜明け、注目の一戦は、静かに試合が始まった。13日同カードの9回に左手首付近に死球を受けたヤクルト岩田幸宏外野手(27)は「8番・中堅」でスタメン出場。先発メンバーがコールされると、球場からは拍手が送られた。試合開始前に行われた、つば九郎、ドアラのデビュー30周年を祝うセレモニーでは、ヤクルト高津臣吾監督(55)、中日立浪和義監督(54)がホームベース付近に駆け寄り、それそれが球団のマスコットに花束を贈呈。直前には、両指揮官が互いに会釈するなど、笑顔もあった。その後は4人? で記念撮影。和やかなムードだった。そのまま審判陣を交えてメンバー表交換に移ったが、いつもと変わらない様子で互いに帽子を取り、一礼した。

 前日13日は、ヤクルトが2点を追う9回に先頭・岩田が、中日5番手・マルティネスから左手首付近に死球を受けた。その後、乱闘騒ぎに発展。中日ベンチから大西外野守備走塁コーチが怒りながら飛び出し、ヤクルト側も嶋ヘッド兼バッテリーコーチ、森岡内野守備走塁コーチらがベンチから出て言い合いとなった。両軍が入り乱れる中、ヤクルト高津監督も激高しながら、中日ベンチに詰め寄ったが、中日立浪監督がなだめる形となった。その後、審判から警告試合が告げられ、試合が再開。ヤクルトは9回2死から代打・増田が加入後初本塁打を放ち、1点差に詰め寄ったが、結果的に4-5で敗れていた。

 “因縁”の相手との再戦となる。ヤクルト-中日では、7月31日の同カード(バンテリンドーム)でヤクルト赤羽が、中日松木平から左手に死球を受け、2カ所の骨折していた。そのこともあり、前夜に騒ぎが大きくなっていた。この試合はその時の松木平が先発となっている。