力んで打ち急ぎがちなドライバー 森田理香子が軽く振って見えるのに260ヤード飛ばせる理由とは

AI要約

森田理香子は軽やかなスイングで260ヤードを飛ばす復帰を果たした。リズムを重視しており、力んだスイングを避けるために体全体の連動とリズムを大切にしている。

プロのアドレスでは止まらず、始動直前まで何かしらを動かすことが重要。体全体で大きな捻転を作るためにも、力みを抜いてバックスイングする必要がある。

リズムが飛距離向上に繋がるため、コースでのスイングではリズムだけを考えることを推奨。自分に合ったリズムを見つけて練習し、飛距離向上を図る。

力んで打ち急ぎがちなドライバー 森田理香子が軽く振って見えるのに260ヤード飛ばせる理由とは

今年ツアー復帰を果たした森田理香子のスイングは、軽く振っているように見える。それでもドライバーで平均260ヤード飛ばしている。本人は練習でもコースでも「リズム」を大事にしているという。

ドライバーになると力んでしまう人は多いです。これはアドレスでピタッと止まってしまうのも原因の1つ。プロのアドレスを見ていると、手首でワッグルをしたり、足をバタバタさせたり、親指をピクピクと動かしたりと、上げる瞬間までは必ずどこかを動かし続けています。始動する直前まで、体を止めずに動かしておくことが力みを抜く1つの方法です。

また、力が入ってリズムが速くなると、手でヒョイッとクラブを上げがち。体の捻転が浅くなり、飛距離も出ません。しっかり力みを抜いてバックスイングすれば、体全体で大きな捻転を作ることができます。あとはリズムに気を付けるだけです。

私の場合はソールしたら「イチ」で始動のきっかけにします。そして「ニー」でトップまで振り上げて、「サーン」で打つ。ドライバーが苦手なアマチュアのスイングを見ていると、「イチ・ニィサン」だったり、「ニーーー・サン」だったり、リズムがバラバラなんです。

体全体を連動させて飛距離アップするには、リズムがすごく大事。コースで打つときはスイングのことを一切考えず、リズムだけ考えて振りましょう。そのテンポは早めがいいか、遅めがいいかは、自分に合うものを探してみてください。「イチ・ニイ・サーン」と声に出して練習するとリズム良く振れて意外と飛距離も出ます。

■森田理香子

もりた・りかこ/1990年生まれ、京都府出身。2010年に圧倒的な飛距離を武器に、ツアー初優勝。13年には年間4勝を挙げて賞金女王に輝いた。18年にツアー休養を発表し、今季6年ぶりに復帰を果たした。

◇ ◇ ◇

●もしかしたらアタナは、まだ秘めた力を隠し持っているのかも!? 関連記事『あなたの飛距離は何ヤード? 3ステップで分かる「飛ばしのポテンシャル」診断!』をチェック!