【中日】3連敗で止め単独5位浮上 髙橋宏斗6回2失点の力投で自身初2ケタ10勝目 藤嶋が大ピンチしのぐ 敵地での連敗を13で止める

AI要約

中日がヤクルトを4-5で下し、連敗を3で止めて単独5位に浮上。髙橋宏が6回106球4安打7奪三振2失点で10勝目を挙げた。

村松の二塁打などで6回に3点を追加しリードを広げるも、ヤクルトに2点差に詰め寄られるものの逃げ切った。

マルティネスが31セーブ目を挙げて試合を締めくくり、ヤクルトから5月5日以来の白星を挙げた。

【中日】3連敗で止め単独5位浮上 髙橋宏斗6回2失点の力投で自身初2ケタ10勝目 藤嶋が大ピンチしのぐ 敵地での連敗を13で止める

■プロ野球 ヤクルト 4-5 中日 (13日 神宮)

中日はヤクルトを下し連敗を3で止め、44勝56敗7分の借金12とし単独5位に浮上した。また敵地・神宮球場での連敗も3で止め、5月5日以来の白星となった。

試合は4回に村松が右中間への二塁打を放つと、内野ゴロ間に先制に成功、投げては先発の髙橋宏が球数かさむも5回まで無失点の好投。6回には自らの適時打もあり3点を追加し4-0。しかし直後の6回裏に2本の適時打を浴び4-2と2点差に。8回は3番手・松山が1点を失い、なおも無死一、二塁のピンチを招き1つのアウトも奪えず降板も、藤嶋が火消しに成功し1点のリードを守る。9回には1点を追加し、その裏は守護神・マルティネスが31セーブを挙げ逃げ切った。

髙橋宏は6回106球4安打7奪三振3四球2失点で、自身6連勝、プロ4年目で自身初の2ケタ10勝目(1敗)を挙げた。

スタメンは1番センター・岡林、2番サード・福永、3番レフト・カリステ、4番レフト・カリステ、5番ファースト・石川昂、6番ショート・村松、7番キャッチャー・木下、8番セカンド・田中、9番ピッチャー・髙橋宏のオーダーを組んだ。

ヤクルト先発・ヤフーレに対し、岡林が中前安打を放つも、福永が犠打できず三振、カリステが中飛で2死。細川は四球を選び、暴投もあり一、三塁となり、石川昂を迎えるも遊ゴロに倒れる。

髙橋宏斗は今季15度目の登板、ここまで9勝1敗、防御率0.54。7回を投げれば規定投球回に達する。前回の8月6日・DeNA戦(長良川)は7回を6安打1失点(自責1)で勝ち投手、自身5連勝中。今季のヤクルト戦は3度目、2勝0敗、防御率0.00。通算でも8勝2敗、防御率1.97。

立ち上がりは1死から長岡に内野安打で出塁を許し、2死から村上に四球を与えるも、オスナを打ち取り無失点。

打線は2回1死から木下、田中の連打で1死一、二塁も、髙橋宏が犠打失敗、岡林が三ゴロでまたも好機を潰す。

髙橋宏は2回を三者凡退、3回はヤフーレ、長岡から三振を奪いスコアボードに0を並べる。すると直後の4回に先頭の村松が右中間フェンス直撃の二塁打を放つと、木下が犠打で1死三塁。続く田中のセカンドへの強烈なゴロを、前進守備の相手二塁手・宮本が好捕するも、握り替えに失敗する間に1点を先制。

4回の髙橋宏は先頭のサンタナに四球を与え、村上を右飛、オスナに四球を与え1死一、二塁。ここで宮本を右飛で2死、同級生対決となった内山を156キロの直球を続け2球で追い込むと、二ゴロに打ち取りピンチを切り抜ける。

打線は5回は三者凡退も、6回2死走者なしから村松が内野安打で出塁すると、木下が右前安打、8番・田中は敬遠で満塁。ここで髙橋宏が追い込まれてから5球連続ファウルと粘り、セカンドへのボテボテの内野安打を放ち2-0と待望の追加点を自らのバットで挙げる。さらに代わった山野から岡林が押し出し四球を選ぶと、続く福永のところで3番手・丸山翔のワイルドピッチがあり4-0とする。

しかし髙橋宏が6回裏に、村上、オスナに連続適時打を浴び4-2と2点差となるも、後続を打ち取りリードを守る。結局、髙橋宏は6回106球4安打7奪三振3四球2失点で勝利投手の権利を持って降板。またリーグ100奪三振に到達した。

7回からは2番手・清水が登板し三者凡退、8回は3番手・松山が登板。しかし長岡に右前安打、サンタナに四球で無死一、二塁。ここで村上にレフトへの適時打を浴び4-3と1点差に。それでも代わった・藤嶋がオスナを見逃し三振、代打・山田に死球で1死満塁とピンチ拡大も、内山を投ゴロ併殺打に抑え火消しに成功。

9回の攻撃は先頭のカリステ、続く細川が連打で無死一、三塁。1死となるも相手の野選で1点を追加し5-3。9回は守護神・マルティネスが8月7日DeNA戦以来6試合ぶりの登板も、1失点に抑えゲームセット。マルティネスは広島・栗林の32セーブに次ぐ、31セーブ目を挙げた。