乱戦を制しEVILの『G1』決勝進出を阻止した海野翔太「新日本本隊のエース、聖域に必ずなってやる」

新日本プロレスは8月12日 (月・祝) 、新潟・アオーレ長岡にて『G1 CLIMAX 34』第15戦を開催した。

『G1 CLIMAX 34』

日時：2024年8月12日 (月・祝) 15:30開場17:00開始

会場：新潟・アオーレ長岡

観衆：3,022人

セミファイナル（第7試合）では『G1 CLIMAX 34』Aブロック公式戦が行われ、海野翔太〇（3勝5敗＝6点）とEVIL〇（5勝3敗＝10点）が対戦。

試合は序盤から波乱の展開を見せ、EVILが海野をフェンスや観客席に投げつけるなど、場外戦に持ち込んだ。

さらにEVILは場外での無法な攻撃を繰り広げ、海野に対して優勢を保った。

しかし、海野は試合の中盤で反撃を開始。

リング上での攻防では、EVILの策略や度重なる妨害にも負けず、エルボーやドロップキックで応戦。

場外にいる東郷や金丸の介入には棚橋が助っ人参戦、これに海野は冷静に対処し、EVILを追い詰めた。

試合終盤、海野はデスライダーを狙うも、EVILが反撃に出る。

だが、最後は海野が見事にカウンターを決め、デスライダーで試合を締めくくった。

これにより、EVILの優勝決定トーナメント進出は阻まれ、海野は勝利の歓声に包まれてリングを後にした。

＜試合結果＞

セミファイナル（第7試合） 30分1本勝負

『G1 CLIMAX 34』Aブロック公式戦

海野翔太 〇（4勝5敗＝8点）

vs

“キング・オブ・ダークネス”EVIL 〇（5勝4敗＝10点）

19分45秒 デスライダー→エビ固め

■試合後バックステージコメント

海野「『G1』は、ふがいない結果で終わったかもしれない。でも一つ、自信持って言ってやる。ザックに勝ってるから。優勝決定戦（トーナメント）に残る可能性のある鷹木にも勝ってるから。メインで、優勝決定戦（トーナメント進出）の勝者が決まるオーカーンにだって勝ってんだよ。仮に内藤が（決勝トーナメントに）上がったら、必ずリベンジしてやる。そして、去年の年末から今年の上半期にかけて、よくもさんざんやってくれたな、HOUSE OF TORTURE。そしてEVIL。ずっとこの日を待ってたよ。これで（仮を）返したとは言わないけど、タマ（・トンガ）さんの思いも少しは返せたと思う。今日のように、時間はかかるかもしんない。ゆっくりかもしんない。今すぐってみんなの期待にこたえられるかもわからない。でも必ず、これだけは自信持って言ってやる。新日本プロレスのトップに立って、新日本本隊のエース、聖域に必ずなってやる。文句は言わせないぞ。誰も『本隊のエース』って言葉を口にしないんだ。俺だけはずっと言い続けてやる。それこそが聖域だろ？　これから先しっかりと、海野翔太の生きざまを見届けてほしい」

EVIL「（※『ああ、ああ……』とうめきながら這ってコメントスペースに入ってきて、力尽きるようにフロアに横になる）オーイ！　オイ、棚橋、オラ！　テメエ他人（ひと）んち（家）入ってきてんじゃねえぞ、この野郎！　サシの勝負なんだよ、この野郎！　（※立ち上がりながら）テメエ、ふざけんなよ、この野郎！　許さねえからな！　テメエ、ぶっ潰してやる。オラ、よく覚えとけ！」

＜写真提供：新日本プロレス＞