チェルシーの新戦力が多すぎる? バスケ・NBA選手も苦言呈する超積極補強に戦略はあるのか
チェルシーは今夏、積極的な補強を続けており、10人目の新戦力としてウォルバーハンプトンからFWペドロ・ネトを獲得した。
これまでの補強結果を振り返ると、選手層が厚くなりすぎる可能性も指摘されており、ファンからも意見が分かれている。
チームのコントロールや戦略が注目される中、今後のチェルシーの動向が気になる。
今夏の移籍市場でもチェルシーは超積極的だ。先日にはウォルバーハンプトンからFWペドロ・ネトの獲得を発表しており、移籍金は5130万ポンドほどと見られている。
まだこれで終わるとは限らないが、チェルシーの今夏新戦力は二桁10人目となる。
ここまでの補強を振り返ると、レスター・シティからMFキアナン・デューズバリー・ホール(3000万ポンド)、ビジャレアルからGKフィリップ・ヨルゲンセン(2070万ポンド)、アストン・ヴィラからMFオマリ・ケリーマン(1900万ポンド)、ボカ・ジュニアーズからDFアーロン・アンセルミーノ(1560万ポンド)、バーゼルからMFレナト・ベイガ(1180万ポンド)、アトランタ・ユナイテッドからDFケイレブ・ワイリー(850万ポンド)、バルセロナからFWマルク・ギウ(500万ポンド)、DFトシン・アダラビオヨ(フリー)、そしてネトの10人だ。
この補強ぶりに意外な人物からも苦言が出ている。チェルシーのファンとされるアメリカ・NBA選手のジョシュ・ハートだ。ニューヨーク・ニックスでプレイするハートは、自身のSNSで「補強禁止にしてくれ」と冗談混じりにコメントしている。
戦力が増えすぎることで、チームのコントロールが難しくなる恐れがある。英『Daily Mail』もその部分を危惧しており、今季よりチームを指揮するエンツォ・マレスカがどうコントロールするのか注目している。出番の少ない選手から不満が出る恐れもあり、今夏の補強にしっかりとした戦略があるかは気になるところだ。