コンテ監督が補強に見解「カップ戦に出場しないナポリはあまり魅力的でない。スクデットのチームじゃない」 | コッパ・イタリア

AI要約

ナポリはコッパ・イタリア1回戦で苦戦しつつPK戦で勝利し、コンテ監督は選手の全力を評価しつつも、フィニッシュの精度や補強の必要性を認識。

コンテ監督はヴェローナ戦に向けて準備が整っていると述べ、選手たちの努力に満足している一方で、チームの現状を客観的に見つめ、欧州カップ戦への出場を逃したことを踏まえて過度な期待について警鐘を鳴らす。

コンテ監督は補強に関して、「ナポリを喜ばせるべきだ」とし、自らの情熱とチーム全体の改善への意欲を示唆。

コンテ監督が補強に見解「カップ戦に出場しないナポリはあまり魅力的でない。スクデットのチームじゃない」 | コッパ・イタリア

【欧州・海外サッカー ニュース】ナポリのアントニオ・コンテ監督が、日本時間11日に行われたコッパ・イタリア1回戦ナポリ対モデナ戦終了後、記者会見の席でチームについて語った。

“勝者の指揮官”アントニオ・コンテを迎えて再出発したナポリは日本時間11日、2024-25シーズンの公式戦初戦となるコッパ・イタリア1回戦でモデナと対戦したが、セリエBのクラブを相手に90分間をスコアレスで終え、PK戦で辛くも勝利を手にした。

ナポリ指揮官は試合終了後、格下に苦戦した現状を認める一方で、選手が全力を尽くしたことを評価し、日本時間19日に迫るヴェローナとのセリエA開幕戦へ備える意向を示した。

「フィニッシュに関してより正確にならなければならない。何点かゴールを挙げられていれば、うれしかったが、チームが全力を尽くしたことは分かっている。それだけで十分だ。カウンターからリスクを負う場面が2回あったが、何度も攻撃を仕掛けている時は、相手にチャンスを許さざるを得ないものだ」

「ヴェローナとの開幕戦では、フィジカル面で準備が整っているはずだ。(ヴェローナの本拠地スタディオ・マルカントニオ)ベンテゴーディでは、今夜と異なるものが見たい。しかし選手たちの努力や意欲には満足している」

ナポリは今夏、エースのヴィクター・オシムヘンの放出が囁かれる一方で、アレッサンドロ・ブオンジョルノやレオナルド・スピナッツォーラ、ラファ・マリンら守備陣を獲得した。コンテはモデナ戦の結果から補強の必要性を認める一方で、欧州カップ戦出場を逃したことを踏まえて、過度な期待に釘を刺した。

「状況は客観的であり、現実を見る必要がある。このチームは、3度目のスクデットの時の編成だと言われているが、真実ではない。あのシーズンと比較し、12人の選手が退団したからだ。またナポリは、補強のあらゆる交渉において、3つの点を踏まえる必要がある。『選手の移籍金』、『選手の年俸』、それから『ナポリは欧州カップ戦に出場せず、魅力的な展望があまりないこと』だ。それから補強で私を喜ばせる必要はない。ナポリを喜ばせるべきなんだ」

「みんなが客観的な判断をしてくれることを願っている。私には熱意と情熱、意欲がある。限定的とはいえ、チームも同じだ。全てにおいて改善に努めたい。富める時も貧しき時も、あらゆる状況において、ファンに誇りに思ってもらえるチームでありたい」