3歳牝馬ピューロマジック、重賞3連勝で夏の快速女王戴冠そして秋の大舞台へ突き進む【競馬・CBC賞】

AI要約

3歳牝馬ピューロマジックが、CBC賞で重賞3連勝を狙う。2度の重賞勝利を経て、快速女王の座を目指している。

ピューロマジックは圧巻のパフォーマンスを披露し、連勝を続けており、伸びしろ十分の大器として期待されている。

安田師は馬の成長を実感し、さらなるレベルアップを目指している。秋のG1戦線に向け、夏の快速女王の座を獲得する意欲を見せる。

3歳牝馬ピューロマジック、重賞3連勝で夏の快速女王戴冠そして秋の大舞台へ突き進む【競馬・CBC賞】

◇「第60回CBC賞」(G3・18日・中京・芝1200メートル)

 真夏の中京開催がスタート。サマースプリントシリーズ第4戦のCBC賞で重賞3連勝を狙うのが3歳牝馬ピューロマジックだ。2度目の重賞挑戦だった2走前の葵Sで重賞初制覇すると、前走の北九州記念も鮮やかに逃げ切って重賞連勝。ここまで6F戦は6戦して1度も連対を外さず、すべてでハナを奪っている。伸びしろ十分の未完の大器が、まずは夏の快速女王へ一気に突き進む。

 勢いは止められない。葵S、北九州記念とスプリント重賞で圧巻のパフォーマンスを見せつけているピューロマジックが、ここも快速発揮でG33連勝へ突き進む。

 北九州記念でもスタートを決めていつものようにハナへ。道中は自分のリズムを保って運び、直線は後続を振り切って古馬との初対決を制した。安田師は「よく逃げ切ってくれました。前走は他の馬の泣き声に少しびっくりしたのか、そこからイレ込んでなかった。そういうイレギュラーなことはありましたが、それがなくても京都とかより回りやすかったかと思います」と振り返る。

 気性的な難しさはあるものの、心身ともに成長がうかがえる。8日の1週前追い切りは栗東CWを馬なりで6F83秒4―37秒7―12秒0をマーク。「競馬では限界があるかとは思いますけど、普段の調教では我慢をしようとしているんだろうなというのがうかがえますし、こちらの伝えたいことを受け入れようとしてくれています」と確かな変化を感じ取っている。

 これまで芝6F戦では、【4・2・0・0】と抜群の安定感を誇っているが、指揮官は「現状はスピードが良さですが、どこまで通用するか、また求められるものもこれから変わってくると思います。いろいろ走りのテクニックを身に付けていかないといけないと思います」とさらなるレベルアップを目指すつもりだ。目指す秋のG1戦線へ向け、まずは夏の快速女王の座を大きく引き寄せる。