「似た面積の日本は確認できるのに…」 閉会式舞台の“世界地図デザイン”に存在しなかった島国が悲鳴

AI要約

パリ五輪の閉会式で、スタジアムに設置された五大陸デザインの中で、日本はきちんと配置されていたが、ニュージーランドの存在が確認できなかったことが問題になっている。

日本のファンからは日本の存在が喜ばれる声が上がった一方、ニュージーランドの地元メディアは悲鳴を上げている。

ニュージーランドの存在が確認できなかったことや他の国との扱いの差について、ニュージーランドの報道も悲しみを示している。

「似た面積の日本は確認できるのに…」 閉会式舞台の“世界地図デザイン”に存在しなかった島国が悲鳴

 パリ五輪は11日、スタッド・ド・フランスで閉会式が行われ、17日間にわたる大会のフィナーレを迎えた。舞台は地球の五大陸をデザインした形になっていたが、島国の日本はしっかりと配置された一方、存在が確認できなかったニュージーランドの地元メディアは悲鳴を上げている。

 スタジアムに設けられたステージ。中央をフランスにした五大陸のデザインになっていた。正面右端が東アジアだったが、一つだけ切り離された三角形が日本列島を表現しているとみられ、日本のファンからも「日本らしき場所もあるね」「デフォルメされた世界地図にきちんと日本載せててくれた」「日本は△」「ちゃんと日本があるのうれしいな」「日本の存在感がけっこう大きくてうれしいぞ」などと好評の声が上がっていた。

 対照的だったのが、ニュージーランドだった。同国のニュース専門チャンネル「1ニュース」電子版は「閉会式の世界地図から切り離されたニュージーランド」の見出しで報じ、「記録に残る金メダル数やメダル獲得数ランキング11位という結果でさえ、アオテアロア(マオリ語でのNZの名称)が文字通り世界の舞台に含まれるうえでの十分な理由にならないようだ」とニュージーランドの存在を確認できなかったことを嘆いている。

 さらに、記事では「地図には世界中の多くの国が何とか収まっている。しかし、オーストリアの隣の海は空白だ」と具体的に記述。「ニュージーランドと似た大きさの英国や日本といった国は確認できる」など同程度の陸地の広さである国との“扱いの差”に悲しみの声を上げていた。