日産で再び輝き放った神戸FW武藤嘉紀 リーグ4試合ぶり勝利&J1通算300勝目呼び込む2発

AI要約

神戸はFW武藤嘉紀の2得点で横浜に2-1で勝利し、J1リーグ4試合ぶりの勝利を収めた。

武藤はPKと1対1を制して得点し、チームを逆転勝利に導いた。昨年の横浜戦も重要な役割を果たしていた。

怪我や退場などで主力選手が揃わない中、監督や選手たちは団結し、300勝目を達成した勝利を重要視している。

日産で再び輝き放った神戸FW武藤嘉紀 リーグ4試合ぶり勝利&J1通算300勝目呼び込む2発

 ◇明治安田J1リーグ第26節 神戸2―1横浜(2024年8月11日 日産スタジアム)

 神戸がFW武藤嘉紀(32)の2発でリーグ4試合ぶりの勝ち点3をつかみ取った。順位は5位で変わらないが、首位・町田と勝ち点5差。主力大量欠場の昨季王者が底力を発揮し、J1通算300勝目を飾った。

 日産スタジアムで、再び武藤が輝きを放った。前半42分に先制点を与える嫌な流れだったが、同アディショナルタイムに同点PK。後半20分にはDF広瀬陸斗のスルーパスに抜け出し、冷静にGKとの1対1を制してネットを揺らした。今季2度目の複数得点で、チーム内単独トップの9得点目。逆転勝利に導いた。

 昨年9月29日の同スタジアムでの横浜戦。頂上決戦を制して残り5試合で勝ち点差を「4」に拡大。リーグ初優勝への大きなターニングポイントになったが、武藤は1得点するだけではなく先制PKを獲得した。

 前節・川崎F戦ではDFトゥーレルとMF飯野七聖が退場。その他にはDF酒井高徳やMF山口蛍、MF宮代大聖らは負傷で離脱している。「試合に出場できない選手もいるんですけど、今こそやってやろうという選手が出てきて欲しい。メンバー入った選手全員で勝ち点3を取れるようにやっていきます」。吉田孝行監督が話すように台所事情は苦しいが、それだけに全員でつかみ取った勝利の価値は高い。