【プレビュー】 横浜FMと神戸が日産で激突。3連勝と上向きのトリコロールが、踏ん張りどころのクリムゾンレッドを迎え撃つ| Jリーグ

AI要約

横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が日産スタジアムで激突。横浜は3連勝中で上昇中だが、神戸は3試合勝ちなし。

横浜F・マリノスは新監督就任後、4連勝中で上位陣に迫る好調。ブラジル人アタッカーの活躍が要注目。

ヴィッセル神戸は2試合で3失点の守備課題を抱える。守備の安定を図り、勝ち点を獲得したい。

【プレビュー】 横浜FMと神戸が日産で激突。3連勝と上向きのトリコロールが、踏ん張りどころのクリムゾンレッドを迎え撃つ| Jリーグ

【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは8月10日と11日と12日に第26節が開催。日産スタジアムでは、横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が対戦する。

対照的なチーム状況にある2チームが日産スタジアムで激突する。順位こそ9位に沈むも、今季初の3連勝中と上り調子の横浜F・マリノスが、3試合勝ちなしの5位のヴィッセル神戸をホームに迎え撃つ。

トリコロールが、本来の姿を取り戻し始めている。第23節・鹿島アントラーズ戦で4-1の大勝を収めたチームであったが、クラブは監督交代を決断。ハリー・キューウェル監督との契約を解除し、ジョン・ハッチンソン監督が就任した。

ヘッドコーチから昇格した形となったハッチンソン監督は、強度や運動量などアタッキングフットボールの大原則となる部分を呼び覚まさせ、チームの方向性を整理。ピッチ上から迷いを取り除いた。

その成果はしっかりと結果に出ており、第24節では首位の町田ゼルビアに勝利すると、中断明け初戦となった前節・北海道コンサドーレ札幌戦も打ち合いを制した。まだ、ポイント差はあるが、上位陣の背中がうっすら見えるところまで浮上してきた。

4連勝をかけて戦う今節の注目はエウベル。今季序盤は、コンディションが整わず、苦しむ時間も長かったが、3連勝を飾ったゲームにはすべて先発を果たし、鹿島戦と札幌戦ではゴールをマーク。ブラジル人アタッカーの目覚めは明るい材料である。背番号7に2戦連発が飛び出せば、4連勝にグッと近づくだろう。

対するクリムゾンレッドは、正念場を迎えている。第23節・札幌戦で1-1の引き分けに終わると、中断前の最後のゲームとなった第24節・名古屋グランパス戦は白熱のシーソーゲームに発展。90+3分に勝ち越しゴールを奪ったが、90+10分に同点ゴールを食らい、勝点3を取り損ねた。

その中で迎えた、前節・川崎フロンターレ戦は二人の退場者を出す事態に見舞われ、3失点で大敗。気が付けば、首位との勝点差は8まで広がり、順位も5位にまで後退してしまった。リーグ連覇に向け、これ以上離される訳にはいかない状況である。

喫緊の課題は、2試合連続で3失点の守備にあるだろう。展開やシチュエーションが異なるだけに一概には言えないが、今節はここまで全試合に先発してきたCBマテウス・トゥーレルが出場停止なだけに、同じく全試合で先発を続けている山川哲史にかかる期待は大きい。まずはしっかりと守備から入り、4試合ぶりの勝点3を引き寄せたい。