玉井陸斗が銀メダル!! 17歳の高校生が日本飛込史上初めて五輪メダルの快挙【パリ五輪】

AI要約

パリ五輪男子高飛び込み決勝で日本の玉井陸斗が銀メダルを獲得した。

玉井は17歳の高校生として日本飛込史上初めてオリンピックでメダルを獲得した。

玉井は準決勝から好調な滑りを見せ、最終ダイブで悲願のメダル獲得を達成した。

玉井陸斗が銀メダル!! 17歳の高校生が日本飛込史上初めて五輪メダルの快挙【パリ五輪】

 現地8月10日、パリ五輪は男子高飛び込み決勝が行なわれ、日本の玉井陸斗が合計507.65点で銀メダルに輝き、日本飛込史上初めてオリンピックでメダルを獲得した。

 準決勝を3位で通過した玉井。17歳の高校生が大舞台で快挙を成し遂げた。

 1回目は難易度3.2の407C(後踏切前宙返り3回半)を88.00点をマーク。2回目は難易度3.6の技を95.40点と2本連続でノースプラッシュ(水しぶきを上げないで入る事)を成功させ、合計183.40点で暫定トップに浮上する。

 玉井の好調さは続く。3本目は両足を前に抱えて飛ぶ109C(前宙返り4回半)を難なく決めて94.35点で、277.75点。前半戦を終えて中国の曹縁に続く、277.75点で暫定2位につけ、メダルを射程圏内に捉えた。

 後半戦の1本目を着実に決めて369.55点と積み重ね、暫定2位をキープした玉井。しかし、5本目の307C(前逆宙返り3回半)で大きく水しぶきを上げてしまい、本人も悔しさを露わにする失敗ダイブ。39.10点と痛すぎる得点で408.65点と暫定3位に転落した。

 メダルの色が決まる運命の最終ダイブ。玉井は難易度3.6の大技5255B(後中宙返り2回半、2回半捻り)を成功させる会心の1本を決め、99.00点の高得点。この時点でトップに浮上し、メダルを確定。最終演技者の結果により、玉井は悲願の五輪メダルを獲得した。

 

構成●THE DIGEST編集部