歴史的金メダルへ、日本が4連覇中の中国と対戦 第1試合は早田ひな&張本美和の初ペアで勝負、シングルスは平野、張本美の順 卓球女子団体【パリ五輪】
日本が4連覇中の中国に挑む卓球女子団体決勝。過去の苦杯をはねのけて歴史を刻めるか
早田ひなの左手首の痛みを抱えながらも、日本チームは患部の負担を最小限に抑えて挑戦。渡辺監督も最後の一戦に向けて準備
日本と中国の歩みを振り返り、それぞれの準決勝までの対戦結果を紹介
◆パリ五輪・卓球女子団体決勝 日本―中国(10日、パリ南アリーナ)
頂点を狙う日本が4連覇中の中国に挑む。過去五輪の決勝では2度対戦していずれも苦杯。3度目の挑戦で歴史の扉をこじ開ける。
オーダーが発表され、第1試合のダブルスはエースの早田ひな(日本生命)=北九州市出身、張本美和(木下グループ)のペアで五輪で初だ。シングルスは平野、張本美の順で戦う。
左手首に痛みを抱えるエースの早田も懸命な戦いを続けてきた。平野と張本美の奮闘もあって、ここまではダブルスのみの出場と、患部の負担は最小限に抑えられている。渡辺監督は「いい形で早田選手を温存できた形。本当に最後あと1試合。悔いのない戦いをしたい」と話していた。
早田については「本当に少しずつよくなってきている。一日中ケアをして、治療などにも、ものすごく丁寧で熱心。もうそこまでやるのか、というぐらい回復に努めている」と明かす。その上で「本当に頭が下がる。非常に頼もしい。きょうも選手村に帰って治療をすると言っていた」と全幅の信頼を寄せる。
日本は過去2012年ロンドン大会は銀、16年リオデジャネイロ大会は銅、21年東京大会は銀メダルを獲得している。
◆日本と中国の決勝への歩み
回 戦 結 果 相 手
▼日本
1回戦 3〇0 ポーランド
準々決勝 3〇0 タイ
準決勝 3〇1 ドイツ
▼中国
1回戦 3〇0 エジプト
準々決勝 3〇0 台湾
準決勝 3〇0 韓国
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