【甲子園】 治療による8分間の中断で変わった流れ 木更津総合・羽根徹平「投手に申し訳ない」と涙

AI要約

第106回全国高校野球選手権大会第4日、木更津総合の主砲・羽根徹平捕手が涙を流す出来事が起きた。

試合中に足のけがを負い、その後のミスが試合の流れを変えてしまい、自責の念をにじませた羽根。

最後には逆転を許し、初戦突破を逃した木更津総合の悔しい一戦となった。

【甲子園】 治療による8分間の中断で変わった流れ 木更津総合・羽根徹平「投手に申し訳ない」と涙

◆第106回全国高校野球選手権大会第4日▽1回戦 神村学園8―5木更津総合(10日・甲子園)

 木更津総合(千葉)の主砲・羽根徹平捕手(3年)が、無念の涙を流した。

 6回表に3―1と勝ち越して迎えた裏の守り。1死で神村学園の4番・正林輝大右翼手(3年)を迎え、4球目を受けたあと羽根の右足ふくらはぎがつってしまった。治療のためベンチに退き、試合は8分間中断。そこで流れが変わった。

 再開後、正林から空振り三振を奪ったものの、完全捕球できずボールを一塁へ。それが悪送球となって、振り逃げでの出塁を許した。続く5番・岩下吏玖三塁手(3年)の痛烈なセンターライナーに対し、中堅手がダイビングキャッチを試みたものの、打球を後逸して適時三塁打に。その後、6番・上川床勇希左翼手(3年)の中前打で同点に追いつかれた。

 「流れを変えないようにしようと思ったが、自分のミスで変えてしまった。ピッチャーに申し訳ないです」と羽根は涙。7回表に再び1点をリードしたが、その裏に4点を奪われ、初戦突破を逃した。