快適リビングストン、広い舞台歓迎 父エピファネイアの前進気勢と非凡なスピード兼備/新馬戦

AI要約

夏真っ盛りの今週も各地で良血馬がデビューする。夏の中京では、2歳重賞を2勝したニシノデイジーの半弟リビングストンが登場。ニシノデイジーのような活躍が期待される。

リビングストンは必勝態勢で、父エピファネイアの血を受け継ぎ、前向きでスピードも兼ね備えた素質を持つ。中京芝2000メートルの舞台に適している様子。

最終追い切りではパワフルな走りを見せ、持ち前のスタミナと持続力のあるスピードで注目を集める。暑い開幕週の中京を盛り上げる存在と期待されている。

快適リビングストン、広い舞台歓迎 父エピファネイアの前進気勢と非凡なスピード兼備/新馬戦

<新馬戦情報>

 夏真っ盛りの今週も各地で良血馬がデビューする。開幕ウイークとなる夏の中京では、2歳重賞を2勝したニシノデイジーの半弟リビングストン(牡、吉岡、父エピファネイア)が11日日曜の芝2000メートル戦にスタンバイする。これまでも18年ダービー馬ワグネリアンや、14年桜花賞馬ハープスターなどが出ている夏中京の新馬戦。今年も素質あふれる良血馬にアツい視線が送られる。

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 必勝態勢は整った。父エピファネイアの血を継ぐリビングストンは、初陣に向けて入念に乗り込まれてきた。6月28日に坂路で初時計を出してから放牧に出さず在厩で調整。「1回(放牧に)出そうかと思いましたが、体力があったので」と吉岡師が言うように、基礎体力は入厩後すぐから備わっていた。札幌2歳S、東スポ杯2歳Sと重賞を連勝した半兄ニシノデイジーのように、早くからの活躍が期待できる。

 気性も名馬の素養を感じさせる。あふれる前進気勢でG1を2勝した父と同様に前向きさがあり「コントロールが難しいくらいです」と師。「調教でも全体時計は出ているし、二の脚も速いです」と非凡なスピードも兼ね備える。中京芝2000メートルという舞台についても「跳びの大きい馬ですし、広いコースは合いそうです」と歓迎材料だ。

 4日日曜に実質的な“最終追い切り”を消化。Cウッドで6ハロン84秒5-11秒6をマークし、古馬2勝クラスのシンプリーオーサムを追走して併入した。500キロを超える大型馬らしいパワフルな走りで、順調さをアピール。持ち前のスタミナ、持続力のあるスピードで、暑い開幕週の中京を盛り上げるに違いない。【藤本真育】