スコールズはオナナの出来が「死ぬほど心配」 新シーズンのユナイテッドに警鐘

AI要約

マンチェスター・ユナイテッドは新シーズンに向けて選手補強や指導者の一新、クラブ内の整備計画などを進めており、ファンの期待が高まっている。

しかし、元MFのポール・スコールズ氏はチームに興奮を感じておらず、特に中盤の課題や負傷者の問題に懸念を抱いている。

プレシーズンでの敗戦や開幕前の負傷者が気になる中、ユナイテッドは再び上位に食い込むために課題に取り組む必要がある。

スコールズはオナナの出来が「死ぬほど心配」 新シーズンのユナイテッドに警鐘

FWジョシュア・ザークツィーやDFレニー・ヨロ獲得に迅速に動き、新たなスポーツディレクターを迎え、またコーチ陣も一新したマンチェスター・ユナイテッドには新シーズンに向けた意気込みが感じられる。また、サー・ジム・ラトクリフによるクラブ内人事やスタジアムの整備計画も進んでおり、近年低迷していたこの名門に復活の兆しを感じているファンも多いにちがいない。

しかし、クラブのレジェンドである元MFのポール・スコールズ氏は、そううまくいくとは思っていないようだ。『The Overlap』のファン討論会に出演した同氏は、「興奮するのに苦労している」と語った。

共同司会者のジェイミー・キャラガー氏が「ファンと同じように(今季に)自信を持っていますか」と尋ねると、スコールズは即座に「いいえ」と答えている。また、同氏はユナイテッドの問題点の1つは中盤だと考えているようで、ピッチの中央が空っぽになることを指摘した。

昨季、守備陣に負傷者が続出したことにも触れ、GKアンドレ・オナナにも未だに疑念を抱いていると語っている。

「まだ問題がある。若いセンターバック(レニー・ヨロ)が加入すると聞いたが、彼はまだ18歳で、すでに負傷してしまった。マルティネスはケガが多かったし、マグワイアも昨季の終盤にケガを負った。リンデロフもヴァランもいない(注:リンデロフは移籍の噂があるもののチームには残っている)。ゴールキーパーについては今でも心配だ。私にとっては大きな懸念材料だ。リヴァプール戦で彼が失点した数ゴールについては、死ぬほど心配になる」

ユナイテッドはプレシーズンツアーでリヴァプールと対戦し、0-3と敗れている。オナナは昨季前半に自信を失ったかのようなパフォーマンスで大きな批判を浴びた。後半は持ち直したが、スコールズ氏はまだ彼のことが信じられないのかもしれない。

今季も開幕前から負傷者が多く出ており、その点では不安を感じさせるスタートとなりそうなユナイテッド。昨季8位という屈辱を跳ね返し上位戦線に絡めるか、注目が集まる。