招集あるぞ! A代表に呼ばれそうなU-23日本代表(5)遠藤と守田にも負けない!? もはや別格、心臓となる男

AI要約

U-23日本代表の藤田譲瑠チマはパリ五輪で活躍し、A代表入りを目指す注目選手として注目されている。

藤田はベルギーでプレーし、ボール奪取能力と攻撃への貢献でチームに重要な存在となっている。

今後はシント=トロイデンVVでの活躍を通じて、A代表招集に向けてさらなる成長を期待されている。

招集あるぞ! A代表に呼ばれそうなU-23日本代表(5)遠藤と守田にも負けない!? もはや別格、心臓となる男

パリ五輪(パリオリンピック)2024、男子サッカー競技でU-23日本代表はベスト8という結果で幕を下ろした。最後まで勇敢に戦い抜いた彼らは、ここから所属クラブでA代表(フル代表)入りを目指して研鑽を重ねていくことになる。今回は、A代表でも十分に活躍できるであろうパリ戦士を紹介する。

※スタッツは8月7日時点のデータサイト『Transfermarkt』を参照。海外組を含めたフル代表に招集歴のある選手は対象外とする。

MF:藤田譲瑠チマ

生年月日:2002年2月16日

所属クラブ:シント=トロイデンVV(ベルギー)

 藤田譲瑠チマはやはり別格だ。サポーターはパリ五輪でそう再認識させられた。

 ベルギーで戦う22歳は、今大会のグループリーグから決勝トーナメント1回戦まで4試合すべてに出場した。そのうち既に決勝トーナメント進出が決定していたU-23イスラエル代表戦以外の3試合はフル出場を果たしている。

 その出場状況からも分かる通り、藤田はパリ五輪に臨んだU-23日本代表に不可欠な戦力だ。今大会では持ち味であるボール奪取能力を存分に発揮してフィルター役として機能するだけでなく、攻撃への貢献も光った。鋭い縦パスで攻撃の起点を作った場面や3列目からドリブルで持ち上がって好機を演出した場面が見られ、藤田がピッチにいるといないとでは全く違うゲームになるほど、その存在感は圧倒的だ。

 改めて攻守のバランスの良いMFであることを示した同選手には、この先のA代表入りを期待したい。現状は遠藤航と守田英正が頭ひとつ抜けているように見えるA代表のボランチには、田中碧や鎌田大地などもいるため選手層は決して薄くはないが、彼らを脅かす存在として藤田は台頭できるだろうか。

 所属するシント=トロイデンVVでは昨季リーグ戦25試合に出場したが、先発は12試合に留まった。今季はさらに先発出場の数を増やして、A代表招集へ向けたアピールをしていきたいところだ。