藤波朱理の父・俊一さん、金→歓喜の抱擁にビックリ「初めてかな? 買い物も、遊びも、授業参観も運動会も見たことがないもんで」…パリ五輪

AI要約

藤波朱理が女子53キロ級で金メダルを獲得し、父でありコーチの俊一さんに感動の抱擁をする場面が話題となった。

4歳から一緒にレスリングを歩んできた朱理と俊一さんの親子関係が、優勝をきっかけに表れる感動的な光景となった。

試合後の感動の抱擁やガッツポーズに俊一さんは喜びを表し、娘の快挙に感謝の言葉を述べた。

藤波朱理の父・俊一さん、金→歓喜の抱擁にビックリ「初めてかな? 買い物も、遊びも、授業参観も運動会も見たことがないもんで」…パリ五輪

◆パリ五輪 第14日 ▽レスリング(8日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子53キロ級決勝で、藤波朱理(日体大)はルシアジャミレス・ジェペスグスマン(エクアドル)に、10―0のテクニカルスペリオリティーで勝利。金メダルを獲得し、父でありコーチの俊一さんに勢いのまま飛びついた。父は試合後「本当に幸せ。最高です。ガッツポーズも封印してたんですけどね。力が入りました」と、まな娘の快挙に喜んだ。

 4歳から二人三脚で歩んで来た朱理と俊一さん。親子でありながら、コーチと選手の関係でもあっただけに、優勝直後の抱擁には「ビックリしましたね」と語った。「初めてかな。子供の頃なんて、覚えないですね」と俊一さん。「買い物も行ったことない、遊びにも行ったことないし。遠足とか、授業参観も見たことないし、運動会も見たことがないもんでね。ほとんど、一緒に食事も覚えないですね。抱きつかれるなんて初めてやと思う。もう、最初で最後かな」と、万感の表情だった。

 封印していたという試合後のガッツポーズについても「私の方は、ちょっと早かったです。フライングですね」と照れ笑い。幼い頃から攻めるレスリングを教え込んできた娘に「攻めるレスリングは、やっぱり最後はやってくれました」と、ねぎらいの言葉をおくった。