藤波朱理「オリンピック最高! レスリング最高!」 137連勝で金メダル 二人三脚の父と日の丸…パリ五輪

AI要約

女子53キロ級決勝で藤波朱理がエクアドルの選手に圧勝し、金メダルを獲得。公式戦の連勝記録を137に伸ばした。

藤波朱理は長い手足を使った攻撃で相手を圧倒し、テクニカルスペリオリティーで勝利。感極まった藤波は父に感謝の気持ちを伝えた。

父と共にレスリングを始めた4歳からの道のりを振り返り、オリンピックでの勝利を最高と喜ぶ藤波朱理。

藤波朱理「オリンピック最高! レスリング最高!」 137連勝で金メダル 二人三脚の父と日の丸…パリ五輪

◆パリ五輪 第14日 ▽レスリング(8日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子53キロ級決勝で藤波朱理(日体大)はルシアジャミレス・ジェペスグスマン(エクアドル)に10―0のテクニカルスペリオリティー(TS)で勝利し金メダル獲得した。公式戦の連勝記録を137に伸ばした。

 最後まで圧倒的だった。開始40秒、タックルから相手を倒して2点を先行。1分30秒には再びバックをとって2点を追加した。長い手足を生かした攻撃を、次々と繰り出した。第1ピリオドを6―0で折り返すと、第2ピリオド早々、相手の足を取りバックに回り2点追加。さらに2点を重ね、3分37秒で勝利を決めた。

 オリンピックチャンピオンになった藤波は、感情を解き放った。「もう最高です! オリンピック最高! レスリング最高! やってきて良かったです」と叫んだ。金メダルが決まると、二人三脚で歩んできた父・俊一さんに飛びつき、ともに日の丸を掲げた。「4歳から父の元でレスリングをやってきて、本当にぶつかり合うことだったり、けんかすることも多かった。父がいなかったらここにはいない。本当に一番感謝したい存在」と喜びをかみしめた。