レスリング・石黒隼士、準々決勝で敗れる 対戦相手のブルックスが決勝進出で銅メダル目指す敗者復活戦へ【パリオリンピック】

AI要約

石黒隼士(自衛隊)がパリ五輪レスリング男子86キロ級で準々決勝で敗れた。

石黒は初戦で快勝し、ブルックス(米国)との試合では敗れて銅メダルを目指す敗者復活戦に回ることになった。

石黒は試合後、「悔しい」と語り、ブルックスの決勝進出に期待して準備を整える意向を示した。

◇8日 パリ五輪レスリング男子86キロ級

 石黒隼士(自衛隊)が準々決勝でブルックス(米国)に敗れた。ブルックスが決勝に進出した場合、銅メダルを目指す敗者復活戦に回る。

 石黒は初戦でベンフェルジャラハ(アルジェリア)に快勝して準々決勝へ。ブルックスとの試合では序盤に警告を受けながら第1ピリオドは1―1でしのいだ。第2ピリオドは一気にブルックスの攻勢を許し、あわやフォール負けの場面も。何とか耐えたが、最後は10点差をつけられて敗れた。

 試合後、「悔しい以外出てこない。優勝を目指してここに来ていた。こんなやられ方をすると考えていなかったからこそ、整理がついていない」と荒い息をつきながら語った。「体のコンディションをつくり直したい。(ブルックスが)決勝に行ってくれると思うので準備したい」と、ブルックスの決勝進出時に残る銅メダル獲得の可能性にかける。