サウスゲート後任決まらぬイングランド代表、9月は暫定指揮官で戦うことに…U-21EURO制覇のカーズリーが指揮か
イングランド代表の指揮官不在により、リー・カーズリー監督が暫定的に指揮を執ることになる見通し。
ガレス・サウスゲート監督がEURO2024決勝でスペインに敗れた後、チームを離れることを発表。
カーズリー監督はU-21イングランド代表の指揮官で、国に39年ぶりのトロフィーをもたらすなど実績を持っている。
現在指揮官が不在のイングランド代表だが、リー・カーズリー監督が暫定的に指揮することになりそうだ。イギリス『BBC』が伝えている。
2016年からイングランドを指揮し、チームを2大会連続でEURO決勝に導いたガレス・サウスゲート監督。しかしEURO2024決勝ではスペインに敗れ、1966年以来となる国際主要大会制覇にはまたしても手が届かなかった。すると大会直後、8年間指揮したチームを去ることを発表している。
これを受け、イングランドの次期指揮官候補には数々の名前が挙がってきた。元チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督、同じく元チェルシーのグレアム・ポッター監督、ニューカッスルのエディ・ハウ監督、さらにリヴァプール指揮官を退任したユルゲン・クロップ氏の名前も浮上。しかし、現時点で後任は決まっていない。
9月上旬のインターナショナルブレイクではUEFAネーションズリーグの新シーズンが控えており、開幕まで残り1カ月となっているが、イングランドは暫定的に指揮を託すことになりそうだ。『BBC』によると、カーズリー監督が暫定的にスリー・ライオンズを率いることになると伝えている。
現役時代にエヴァートンなどでプレーした元アイルランド代表のカーズリー監督は、2020年からU-20イングランド代表を指揮。翌年から率いたU-21チームとともに2023年のU-21欧州選手権制覇を成し遂げ、同国に39年ぶりのトロフィーをもたらしていた。
なお、イングランドサッカー協会はサウスゲート前監督の後任探しのため、公式HPに求人を載せていた。しかし、ここまで大きな動きはない状況。『BBC』は、9月の試合はカーズリー監督が暫定的に指揮を執るとしつつも、サウスゲート前監督のように暫定的なポジションから正式な指揮官に昇格できるかは現時点で不透明とも伝えている。
