【小倉記念】重賞初V狙うヴェローナシチー、力強いフットワーク 佐々木師「動きは良かったですし、しまいも鋭かった」

AI要約

小倉記念追い切りで、重賞初制覇を狙うヴェローナシチーが力強いフットワークを見せ、調子の良さをアピール。師匠も期待感を示す。

過去の好走実績を考慮すると、ヴェローナシチーは重賞レースで通用する力を持つ。前走の消極的なレース後、上昇ムードが漂っている。

師匠は馬のコンディションが良く、左回りコースや軽量斤量にも適していると述べ、再び実績馬として輝きを取り戻すことが期待される。

【小倉記念】重賞初V狙うヴェローナシチー、力強いフットワーク 佐々木師「動きは良かったですし、しまいも鋭かった」

◇8日 小倉記念追い切り(栗東トレセン)

 力強いフットワークで具合の良さを十分にアピールした。重賞初制覇を狙うヴェローナシチーは栗東坂路で単走で追われた。強めに追われて4F53秒0―37秒9―12秒1。佐々木師は「動きは良かったですし、しまいも鋭かったですね。馬体も締まってきて大分パワーアップしていると思います」とうなずいた。

 ここまで12戦して1勝だが、京成杯3着、京都新聞杯2着、神戸新聞杯5着など重賞の舞台で何度も好走してきた。重賞2着の賞金が加算されており、現在は3勝クラス。今回は格上挑戦になるが、師は「すぱっとは切れないけど、相手なりに走るから重賞の方がいいと思います。スピードの持続力、どれだけ長く脚を使えるかですね」と見通す。3歳時の実績を考えれば通用する力は十分と言っていい。

 屈腱炎で1年半の休養明けだった前走はやや消極的なレースで8着に敗れたが、ひと叩きされたことで上昇ムードが漂っている。師は「脚もとの不安も全くないし、バランスが良くなっています。このひと追いで変わってくると思います。走り方を見ていると左回りの方がいいですし、(斤量)54キロは魅力ですね」と期待を込めた。好走している舞台で実績馬が再び輝きを取り戻してみせる。