五輪=フィギュア団体、米国と日本にメダル授与 北京から2年半経て

AI要約

米国と日本が冬季五輪のフィギュアスケート団体で繰り上げ優勝と準優勝を果たした。

ロシア・オリンピック委員会代表のドーピング違反が発覚し、結果が変更となった。

授与式がパリで行われ、選手たちがメダルを手に喜ぶ姿が見られた。

五輪=フィギュア団体、米国と日本にメダル授与 北京から2年半経て

[パリ 7日 ロイター] - 北京で開催された冬季五輪から2年半を経て、フィギュアスケート団体の表彰式が7日にパリで行われ、繰り上げ1位となった米国に金メダル、2位となった日本に銀メダルが授与された。

同競技ではロシア・オリンピック委員会(ROC)が1位となったが、その立役者であるカミラ・ワリエワのドーピング違反が大会中に発覚。国際オリンピック委員会(IOC)はワリエワの件に決着がつくまでメダル授与式を行わないとしていたが、今年1月になってスポーツ仲裁裁判所(CAS)がワリエワに対し2021年12月25日から4年間の資格停止処分と、その間の全ての成績を失格とする裁定を下した。

ワリエワの順位点が無効となったことで、当初2位だった米国が金、日本が銀に繰り上がった。この日、エッフェル塔を望むトロカデロ庭園の「チャンピオンズ・パーク」で授与式が行われ、詰めかけた観衆を前に選手らはようやくメダルを手にした。

女子の坂本花織は「このような舞台を与えていただき、とても感謝しています」とコメント。授与式には女子の樋口新葉、男子の鍵山優真、ペアの三浦璃来と木原龍一、アイスダンスで引退した小松原美里さんと、小松原尊も出席。宇野昌磨さんは欠席した。