フィギュア坂本、鍵山らがパリ入り 北京五輪団体メダル授与式参加へ

AI要約

2022年北京冬季オリンピックのフィギュアスケート団体で銀メダルが確定した日本選手らがフランスに到着。

選手たちはメダル授与式に出席し、感謝の気持ちを述べる。

メダルを獲得した経緯や授与式の詳細などが示されている。

フィギュア坂本、鍵山らがパリ入り 北京五輪団体メダル授与式参加へ

 2022年北京冬季オリンピックのフィギュアスケート団体で銀メダルが確定した日本選手らが6日、メダル授与式に出席のためフランスに到着した。女子の坂本花織選手(シスメックス)と男子の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)がパリ近郊にあるシャルル・ドゴール空港で取材に応じた。

 坂本選手は「いよいよ、このメダルを受け取る日が来たか、という気持ちでいっぱい。みんなで取ったメダルだし、夏のオリンピックの場でこうやってもらえるのは新鮮。なかなかそういう経験はできないので、良かったと思います」と笑顔で語った。

 鍵山選手は「団体のこのメンバーで獲得したメダルというのは、人生で一度しかない。もう現役引退されてる選手も中にはいるので、本当に幸せな気持ち」と語り、出場メンバーながら、スケジュール調整がつかず欠席となってしまった宇野昌磨さんについては「(宇野さんの)気持ちを背負って、セレモニーがあるからには楽しめたら」と思いをはせた。

 団体メダルを巡っては、当時1位となったロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ選手によるドーピング問題で、北京での表彰式が延期となった。順位などの取り扱いはスポーツ仲裁裁判所(CAS)で審議され、CASは今年7月に金メダルを求めたロシア側の訴えを棄却。2位だった米国が1位、3位だった日本が2位に繰り上がることが確定した。

 これを受け、国際オリンピック委員会(IOC)はパリ五輪期間中にメダル授与式の開催を発表し、日米の対象者をパリに招待した。

 授与式は7日午後5時(日本時間8日午前0時)から、トロカデロ庭園に設置されたチャンピオンズパークで開かれる。3位に繰り下がったROCは参加しない。

 日本オリンピック委員会(JOC)によると、この日までに日本の出席予定者全7人がパリ入り。宇野さんは、8日からスイスでアイスショーが控えており、既に欠席が発表されている。関係者によると、式典当日はショーのリハーサルが複数回にわたって行われるという。【パリ倉沢仁志】

 日本の出席者は次の通り。

 男子=鍵山優真▽女子=坂本花織、樋口新葉▽ペア=三浦璃来、木原龍一▽アイスダンス=小松原美里、小松原尊