2年半越し パリで実施の北京五輪メダル授与式 みんなの指に「宇野昌磨」の文字…都合で欠席も心一つ「幸せ」

AI要約

延期されていた2022年北京五輪フィギュアスケート団体のメダル授与式がパリで行われ、3位から2位に繰り上がった日本代表が喜んで銀メダルを受け取った。

坂本花織や鍵山優真など選手たちは喜びを表し、男子の宇野昌磨は欠席していたが、彼の気持ちを背負って喜ぶ姿が見られた。

メダル授与式は2年半近くも見送られていたが、日本と米国のメダリストが招待され、喜びの場となった。

2年半越し パリで実施の北京五輪メダル授与式 みんなの指に「宇野昌磨」の文字…都合で欠席も心一つ「幸せ」

 延期されていた2022年北京五輪フィギュアスケート団体のメダル授与式が7日、パリ・チャンピオンズ・パークで行われ、3位から2位に繰り上がった日本代表が出席した。

 男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、女子の坂本花織(シスメックス)と樋口新葉(ノエビア)、ペアの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)、アイスダンスに出場した小松原美里さん、小松原尊が笑顔で銀メダルを受け取った。

 ようやくメダルを手にした坂本は「こんなにも複雑なことになると思わなかった。2年半前の喜びが新鮮な気持ちで感じれたのでうれしかったです」と笑みを浮かべ、主将としてけん引した美里さんは「みなさまとお祝いできる機会をいただけた。助けてくださった方に感謝」と語った。

 この日、男子の宇野昌磨さんはスケジュールの関係で欠席となったが、選手みんなの指には「宇野昌磨」や「SHOMA」の文字があった。鍵山は「宇野さんの気持ちを背負って。このチームでの銀メダルは人生に一度しかないので幸せ」と喜んだ。

 メダル授与式は、カミラ・ワリエワ(ロシア)のドーピング違反に伴う混乱で、2年半近く実施が見送られていた。日本の銀メダルと、2位だった米国の「金」繰り上げが確定したことを受け、国際オリンピック委員会(IOC)が日米のメダリストをパリ五輪の期間中に招待すると発表していた。