【重量挙げ】鈴木梨羅、合計191キロで8位 日本女子4大会連続も自身の日本記録更新もならず

AI要約

鈴木梨羅(25=ALSOK)は女子49キロ級で8位に終わり、メダル獲得ならず。

鈴木は自己記録に届かない結果となったが、日本記録に挑戦し続ける姿勢を示した。

しかし、最終挑戦で自身の日本記録を超える200キロに到達できず、不完全燃焼の五輪となった。

【重量挙げ】鈴木梨羅、合計191キロで8位 日本女子4大会連続も自身の日本記録更新もならず

<パリオリンピック(五輪):重量挙げ>◇7日(日本時間8日)◇女子49キロ級◇パリ南アリーナ

 【パリ=木下淳】鈴木梨羅(25=ALSOK)のメダル獲得はならなかった。8位だった。

 スナッチは83キロ。自己記録の85キロには届かず、迎えたクリーン&ジャークでは1回目に108キロを挙げる。2回目は自身の日本記録タイとなる112キロに挑み、失敗した。

 運命の最終3回目。一気に117キロに上げて合計200キロを目指した。自身の日本記録197キロを更新する大台へ。全神経を研ぎ澄ませたものの、持ち上げられなかった。

 日本女子の4大会連続メダルも懸かっていたが、途切れる結果となった。開会式では「初出場のオリンピックを控え、自分自身への期待と不安が入り交じった心境で日々、練習に励んでいます。メダル獲得を目指し、4年に1度の夢舞台に合わせて積み重ねてきた練習の成果を発揮するため、日々のコンディションの変化に一喜一憂せず、自分らしい試合で皆さんに笑顔をお届けしたいです。失敗を恐れず、挑戦し続ける勇気を持てば、誰もが輝ける場所にきっと出会えます。私も弱い自分に負けません。一緒に一歩踏み出しましょう!」とコメントしていたが、初の五輪は不完全燃焼に終わった。

 ◆鈴木梨羅(すずき・りら)1998年(平10)9月6日、千葉・白井市生まれ。松戸国際高で競技を始め、2年時に全国高校選抜大会で初優勝。早稲田大に進み、3年時に全日本選手権を制覇。ALSOKに入社し、世界選手権は21年銀、23年8位。自己記録はスナッチ85キロ、クリーン&ジャーク112キロ(日本記録)合計197キロ(日本記録)。パリでの目標は合計210キロ。146センチ。