【フェンシング】金と銀の加納虹輝「夢のような時間」競技普及へ「最強王者」目指す

AI要約

加納虹輝と江村美咲を含むフェンシング日本代表がパリ五輪で活躍し、帰国。加納は4年後の五輪で「最強王者」を目指す意向を示し、フェンシングの普及にも力を入れたい考えを示す。江村も律しながら4年後の五輪を目指す考えを述べた。

金メダルを獲得した加納は、今後は安定した戦績を目指し、さらなる成長を望む。またフェンシングのマイナーイメージを払拭し、競技の普及に力を入れる意向を示した。

加納は「パリ五輪は夢のような時間になった」と笑顔で語り、今後の目標に向けて意気込みを見せた。

 パリ五輪で5個のメダルを獲得したフェンシング日本代表が7日、羽田空港着の航空便で帰国した。男子エペ個人で金メダル、団体で銀メダルを獲得したエース加納虹輝(26=JAL)は4年後のロサンゼルス五輪に向けて「最強王者」を目指す意向を示した。また日本選手団の旗手を務めた女子サーブル団体銅メダルの江村美咲(25=立飛ホールディングス)は、自らを律しながら4年後の五輪を目指す考えを口にした。

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 大勢のファンや関係者の出迎えを受けた加納は金と銀のメダルを胸にかけ、五輪王者としての自覚をにじませた。「パリ五輪は夢のような時間になった。想像していた以上の結果を残せた」と笑顔を浮かべた後、世界から追われる立場となったことに言及。「まだまだフェンシング選手としては完璧ではない。安定して勝てるような選手になっていきたい。W杯は年間8大会のうちの今年は優勝1回だけ。もっとたくさん優勝できるような選手になっていきたい」と「最強王者」を目指す姿勢をみせた。

 金メダリストとして日本にフェンシングを浸透させたい気持ちも強い。「まだフェンシングはマイナー競技と言われている。これを機に何とかメジャーにしていきたいと思っている。僕自身が競技するだけでなく、普及にも力を入れていきたい」と責任感も口にした。