フェンシング加納虹輝選手が金メダル獲得 かつて通ったクラブの反応は エペを始めた意外なきっかけ
愛知県あま市出身の加納虹輝選手が、パリオリンピックのフェンシングエペ個人で金メダルを獲得した。
加納選手はエペ個人、団体で合わせて金、銀のメダルを獲得し、コスモフェンシングクラブの子どもたちやOBたちから祝福された。
加納選手のフェンシングの才能が開花したコスモフェンシングクラブや指導者の天野良広さんによるサポートが紹介された。
パリオリンピック、フェンシングエペ個人で、愛知県あま市出身の加納虹輝選手が見事、金メダルを獲得しました。
エペ個人、団体でそれぞれ金、銀のメダルを獲得した、愛知県あま市出身の加納虹輝選手。
「加納選手、金メダル・銀メダルおめでとうございます!」(コスモフェンシングクラブの子どもたち)
加納選手が中学時代に通っていた、名古屋市千種区にあるコスモフェンシングクラブ。
現在、小学4年生から70代と幅広い世代、約30人が毎週日曜日、練習に励みます。
Q.加納選手もここにいたって知ってる
「そうなんですか?それは知らなかったです。誇らしいです。加納選手みたいな日本で金メダルを取れる強い選手になりたい」(小学4年生 篠辺虎大さん)
さらに、加納選手と同じ、早稲田大学のフェンシング部のOBだという男性も。
「エペという種目は、僕がフェンシングをやっていた、高校・大学生のときは外国人選手に勝てるわけがないという種目だったので、まさか日本人がメダルをとるとは思っていなかった」(早稲田大学フェンシング部OB 中村匡徳さん)
剣先で全身のどこを突いても得点になる、フェンシングのエペ。
加納選手がエペを始めるきっかけを作ったキーマンが、このクラブの代表・天野良広さんです。
「加納選手は、ここではフルーレしかやっていない。中学3年生の時に中京大学に連れて行って、大学生と練習させた時、たまたまそこがフルーレをやっていなくて、エペをやっていたので、やってみるかとエペをやらせたら、私が見ていて、フルーレよりエペの方がいけると思った。エペは先に突けば勝ちですから、単純明快でその速さが加納選手に合っていたと思う」(コスモフェンシングクラブ 天野良広代表)
フェンシング界のエースとして活躍する教え子の姿に、天野さんは――
「夢心地というか最高なものですよ。私は1%しか教えてないですが、あと99%は彼が努力したことだと思います」(天野代表)