【中之島便り】小倉記念のジンクスが破られる!? 中京開催で関東馬にチャンス到来!

AI要約

全国高校野球選手権大会が甲子園で開幕しました。中央競馬では、今週末から中京競馬が開幕します。11日日曜には、サマー2000シリーズ第3戦の小倉記念(G3、芝2000メートル)が行われます。

過去59回の小倉記念で関東馬の勝利がない事実と、今年はジンクスを破る可能性があることを指摘。

今年の小倉記念に登録している関東馬やコースの特性など、今年のレースに対する展望を述べる。

 全国高校野球選手権大会が甲子園で開幕しました。先ほど第1試合が終わり、次の試合は午後4時からだそう。関西も暑いです。

 中央競馬では、今週末から中京競馬が開幕します。名古屋も暑そうですが、名鉄・中京競馬場前駅から競馬場までの無料バスが復活運行します。ファンにとっても、記者にとっても、ありがたいことです。あの道、暑いですから(笑い)。

 11日日曜には、サマー2000シリーズ第3戦の小倉記念(G3、芝2000メートル)が行われます。例年の小倉から舞台を替え、中京競馬場で第60回を迎えます。

 実は過去59回、関東馬の勝利は1度もありません。お恥ずかしいですが、今年初めて知りました。

 近年の関東馬の成績を見ても、15年にマローブルーが1番人気に支持されながら5着。17年にはサンマルティンが2番人気で、21年にはヒュミドールが5番人気で、それぞれ2着に入っていますが、勝利には届いていません。

 ただ、今年はジンクスを破るチャンスでしょう。舞台となる中京は、例年の小倉と比べて、関東馬の拠点となる美浦トレセンからかなり近くなります。前日輸送が可能ですし、輸送時間の短縮も能力発揮にマイナスにはならないはずです。

 加えて、関東馬が東京や新潟で慣れ親しんでいる左回りで、直線が長いコースになります。これは追い風でしょう。

 今年の小倉記念に登録している関東馬は、コスモカレンドゥラ(牡8、粕谷)、シリウスコルト(牡3、宗像)、ファユエン(牝6、勢司)、レッドランメルト(牡5、国枝)の4頭。関西馬も強力な布陣ですが、今年は小倉記念の“優勝旗”が関ケ原を越える? かもしれません。【競馬デスク@大阪・中之島】