【フェンシング】政治的理由で女子エペ金メダルの香港ビビアン・コン引退を表明

AI要約

フェンシング女子エペで優勝したビビアン・コン(30=香港)が自身のSNSで引退を表明し、1億円以上の金メダル報奨金を受け取ったが、21年大学卒業論文が物議を醸している。

卒論の内容は『14年香港民主化運動』を扱い、香港の民主化デモを非難し、20年の香港国家保安法を支持する立場であることが明らかになり、彼女の政治的立場に疑問が投げかけられている。

米国に亡命中の香港ネーション・ロー前委員は、コンの政治的立場について疑問を投げかけ、コン自身はSNSで今後も香港の期待に応えるために努力し続ける意向を示している。

【フェンシング】政治的理由で女子エペ金メダルの香港ビビアン・コン引退を表明

 フェンシング女子エペで優勝したビビアン・コン(30=香港)が4日、自身のSNSで引退を表明した。コンは香港政府から、1億円以上の金メダル報奨金をもらう。しかしここへきて、21年大学卒業論文が問題となった。

 韓国紙東亜日報は7日「卒論のテーマは『14年香港民主化運動』で、民主化デモを非難し、このデモをきっかけに20年の香港国家保安法を歓迎するような主張の内容だ」と報じた。

 金メダル獲得後、この論文が広がり、米国に亡命中の香港ネーション・ロー前委員は、米紙タイムのインタビューに応じ「コンの金メダルを祝賀したのは大きな間違い。彼女の政治的な立場には大きな問題がある」と答えた。

 コンは自身のSNSに4日「もっと勉強して、最善を尽くして香港の期待に応えたい」とつづった。