活動休止中のZOCから藍染カレンが卒業「人生と今一度しっかりと向き合い前を向こうと思った」

AI要約

女性アイドルグループ・ZOCから藍染カレンが卒業することが5日に公式サイトなどで発表された。

彼女は女優としての活動を開始したいとの意向を示し、ZOC及びTOKYO PINKを卒業することとなった。

藍染は、アイドルとしての活動に感謝を述べつつ、新たな価値を築きたい気持ちから卒業を決断したことを明かした。

ZOCの活動休止中には藍染の卒業記念ライブやメンバーとしての活動が企画されている。

大森靖子も藍染の卒業を惜しむコメントを残し、藍染との6年間の思い出や協力に感謝を表明した。

彼女は藍染と共にZOCを立ち上げ、アイドルとしての夢を叶えながら活動してきたことを振り返った。

 女性アイドルグループ・ZOCから藍染カレンが卒業することが5日に公式サイトなどで発表された。

 公式サイトでは、「ZOCの藍染カレンにつきまして、11月4日にGARDEN新木場FACTORYで開催する『秋のTOKYOPINKFES』内の『藍染カレン卒業記念ソロライブ『ETERNAL FIGHTER RED』』をもって、ZOC及びTOKYO PINKを卒業することとなりました」とアナウンス。

「昨今、女優として多くの舞台に出演させていただき、様々な経験を積む中で、自分の価値をここから新たに築いていきたい気持ちが芽生えた、との申し出がありました。彼女の思いは固く、次の一歩へと踏み出したいという意志の強さを感じ取り、このたびグループを卒業とし、弊社としても華々しく彼女を送り出したいという結論に至りました」と経緯を明かした。

 そして、「卒業までの三ヶ月間『藍染がTOKYO PINKでやりたいことをすべて実現する』という意思のもと、様々なイベントを企画しております。ZOCは現在活動休止中ではございますが、8月18日に“3ZOC”として、藍染カレン・大森靖子・荼緒あいみの3名にて最初で最後のワンマンライブを実施することが決定しました」と今後の展開についても説明した。

 藍染は「まずはグループ活動休止中のなか、再開を楽しみに待っててくださった皆さまには、新しいZOCの藍染カレンをみせることができず申し訳ない気持ちです。ごめんなさい。2018年9月18日の結成日から約6年間。大切な音楽を拡張するひとりのメンバーとしてZOCを守りたい、その気持ちひとつで活動をしてきたつもりです。本当に色んなことがあったZOCとしての日々の中 時と共に変わる形の中でこれまでの時間と、人生と今一度しっかりと向き合い前を向こうと思ったとき。新しいお仕事をさせていただくなかで、自分の価値を、ここから新たに築いていきたいという気持ちが芽生えました」と決断の理由を説明。

「アイドルが大好きで、大好きだから自分は絶対にアイドルにはならないと決めつけて憧れに蓋をして引きこもっていた私が大きな予感に吸い寄せられるように東京に来て、ここまで活動をしてこれたのは、強く強く支えてくださっていたファンの皆様のおかげです。本当に本当にありがとうございます。ZOCは、間違いなく私の人生です。手を差し伸べて、ここまで一緒に歩いてきてくれた靖子さん、一緒に活動してきたメンバー、TOKYOPINKのみんな、ZOCに関わった全ての人に支えられ一つずつ自分の理想を壊して抱きしめてきたこの日々を心から愛しく、強く大切に思う気持ちは、初期から今も色褪せません」と感謝を伝えた。

 大森靖子も「自慢のメンバー、藍染カレンがZOCを卒業します。6年間、いつだって100パーセントの藍染カレンをやり切る姿を隣で見てきました。だから、『ありがとう!』」と感謝。

「もう少し何かコメントを…と思い浮かんでくる言葉も情景も、メンバーとして一緒に過ごした思い出ばかりで、ああ、ずっとカレンと同じグループの“メンバー”でいられてたんだな、と、今更嬉し泣きしています。卒業はさみしいのに、変なの!」と心境をつづった。

 そして、「私が、メンバー兼プロデューサーの立ち回りが難しすぎて、誰にも迷惑をかけないように人と距離をとろうと一人行動しまくっていた時期、ドアを叩いて『私はせいこさんと話せなくなるのは嫌です!』と言いに来てくれたのはカレンでした。いつも向き合ってくれて、真っ直ぐで、優しくて強くて、しかも常にかわいくて、不器用でおもろくて、私の孤独は全然孤立しなかったです! カレンに支えられ、甘えて、良い時悪い時を繰り返し、ZOCとして、言い尽くせないほどたくさんのキラキラした気持ちを噛み砕きながら、“これが私の人生”と呼べる季節を過ごしました」とつづった。

 続けて、「夢だったアイドルプロデュース。『アイドルはやらない!』と強くこだわるカレンを半ば強引に誘い、一緒にZOCをはじめました。自分はアイドルに“だけは”ならないと思って生きてきた二人。隣でずーっとステージに居座れて、本当に幸せでした。赤とピンクのサイリウムがいつの時代も灯っていて、『愛みたいな色だなー』って…お気に入りの景色でした。私はまだやり残したことがあるから、赤とピンクの光の中でそれを叶えたかったけど…でも! 全てのことにきっと意味があるし、カレンの決断はいつもかっこいいので、異議なしです! 藍染カレンが『最高のアイドル人生だった!』って言えるよう、ファンの皆様に『藍染カレンは最高のアイドルだった!』って言ってもらえるよう、卒業ライブまで、全力で華やかにプロデュースさせていただきます」と結んだ。