【卓球】男子団体が3大会連続メダルへ王手 張本智和はチームメートに感謝

AI要約

日本は台湾に3―1で勝利し、パリ五輪卓球男子団体の準々決勝に勝ち進んだ。張本智和が43歳の荘智淵に勝利し、準決勝進出に貢献。

チームメートに感謝しつつも、張本はエース対決で敗北したことを受け入れ、自らの役割を果たした。団体戦の強みを感じたと振り返った。

張本は中国より劣る力を認めながらも、準決勝で全力を尽くす決意を示し、4年後の五輪に向けての目標を語った。

【卓球】男子団体が3大会連続メダルへ王手 張本智和はチームメートに感謝

 パリ五輪卓球男子団体の準々決勝が6日に行われ、日本は台湾に3―1で勝ち、7日の準決勝に進出。3大会連続のメダル獲得へ王手をかけた。

 戸上隼輔(井村屋グループ)、篠塚大登(愛知工大)組が第1試合のダブルスを制すと、張本智和(智和企画)エース対決となった第2試合で2―3で競り負けた。しかし戸上が第3試合をストレートで制すると、張本が第4試合で台湾の〝レジェンド〟43歳の荘智淵にストレート勝ちで試合を決めた。

 張本は2021年東京五輪に続く2度目の五輪。「東京のときよりもちょっとうれしいような。(チームメートに)助けてもらって、自分が落としたにもかかわらず、こんなにうれしく準決勝にいけたのが不思議。2人にありがとうと思う」と語った。

 エース対決については「林選手が(世界ランキング)7位、僕は9位。トップ10は誰が誰に勝ってもおかしくない。高確率でフルゲームになる。悔しいけど、絶対に勝てるレベルではない。この結果にこれで終わりじゃない、シングルじゃないんだと受け入れ、戸上に流れを断ち切ってもらって僕が4番を勝つんだと切り替えられた。これが団体戦の強みかなと思う」と振り返った。

 準決勝に向けては「今の僕たちの力は確実に中国より劣るので、対等になるのは4年後。まずは準決勝を全力で勝ち切る。ここで燃え尽きてもいい気持ちでやりたい」と必勝を誓った。