張本兄妹、五輪で同じ日に勝つ「親孝行」 両親の心情を実感した兄
日本は卓球男子団体戦で豪州を3-0で下し、8強入りを果たした。
張本智は妹と同じ日に勝利し、親孝行を果たした喜びを述べた。
両親の支えを感じながら、張本智はメダル獲得を目指し準々決勝に進む意気込みを語った。
卓球男子団体戦は、日本が初戦で豪州を3―0で下した。ダブルス1試合、シングルス2試合をすべてストレートで勝ちきり、8強入りした。
「感慨深い。一番の親孝行かな」。張本智が喜んだのは、妹・美和と同じ日に勝てたことだ。
男子の試合の前にあった女子団体初戦で美和が五輪デビュー。シングルスを快勝し、チームの8強入りに貢献した。
張本智は「いつも両親が僕に『メダルを取れなくてもいいんだよ』って言う気持ちを、(自分が)妹に思った。この舞台でプレーしただけですごいな、えらいなって」
両親は2人に卓球を教え、今も指導者として兄妹を支えてくれる。「きょうは第一歩。メダルを取ることが次の親孝行になる」。張本智は6日の準々決勝を見据えた。(鈴木健輔)