「どうか僕を助けてくれ」「こんなのモイセスじゃない」カイセドが明かすチェルシー加入当初の苦悩

AI要約

苦悩するチェルシーMFモイセス・カイセド。移籍初年度のプレッシャーと成績について明かす。

ポチェッティーノ前監督との関係がカイセドにとって助けとなり、チームへの適応が進む。

エンツォ・マレスカ新監督の下での新シーズンに向けて、自信を持つカイセド。

「どうか僕を助けてくれ」「こんなのモイセスじゃない」カイセドが明かすチェルシー加入当初の苦悩

チェルシーMFモイセス・カイセドが、移籍当初の苦悩を明かした。イギリス『BBC』が伝えている。

2022-23シーズンにブライトンの最重要選手の一人として、クラブ史上初の欧州大会出場権獲得をけん引したカイセド。2023年夏の移籍市場にて、イギリス史上最高額の移籍金1億1500万ポンド(現在のレートで約211億円)でチェルシーへと完全移籍した。

しかし、22歳で終えた初シーズンの成績は公式戦48試合1ゴール4アシスト。プレーの内容面でも批判されることがあり、チームもプレミアリーグを6位で終えている。

2023-24シーズンを振り返るカイセドは、「最初は大変だったよ。移籍金も高くて、ビッグクラブにいると、全試合で勝利しないといけないからね」とこぼし、感じた重圧を語った。

「プレッシャーの少ないブライトンにいた僕にとっては、苦しいものだったよ。チェルシーでは違うんだ。このクラブそのものや歴史、在籍していた選手たちを知っているから、強烈なプレッシャーを感じた」

それでも「ここ4、5カ月はより快適に感じられた」とフィットしてきたことを明かすカイセド。5月に退任したマウリシオ・ポチェッティーノ前監督の存在が、助けとなったようだ。

「周囲の大勢が助けてくれた。マウリシオ(ポチェッティーノ)と彼のスタッフのことだ。『こんなのモイセスじゃない』と僕自身が感じていた時、彼らが寄り添ってくれた。(ポチェッティーノ前監督らに)『どうか僕を助けてくれ。自分のフットボールやクオリティーを見せたいんだ』と頼んだら、寄り添ってくれたんだよ」

ポチェッティーノ前監督に別れを告げ、エンツォ・マレスカ新監督の下で新シーズンに臨むチェルシー。カイセドは、「彼は僕のブライトン時代と同じシステムでプレーする。だから求められることも分かっているよ」と、仕切り直しのシーズンに向けて自信を口にしている。