「確認したらやっぱり同じ人物」宮市亮、ニューカッスル戦で驚きの再会「向こうもびっくりしてて、『こんなとこにいたのか』って」

AI要約

横浜F・マリノスがニューカッスルとの国際親善試合で2-0で勝利

宮市亮がチームの成長と勝利の重要性を語る

再会したグレーム・ジョーンズ氏と共に過ごした思い出を振り返る宮市亮

[国際親善試合]横浜 2-0 ニューカッスル/8月3日/国立競技場

 横浜F・マリノスは8月3日、プレミアリーグの強豪ニューカッスルと対戦。34分にエウベル、51分に天野純がゴールを奪えば、守ってはGKの飯倉大樹、今夏に加入したジャン・クルードの際立つ奮闘もあり、無失点で凌ぎ、2-0で快勝した。

 かつてプレミアリーグのアーセナル、ボルトン、ウィガンでプレーした宮市亮は、後半の頭から出場。ビッグチャンスも迎えたが、惜しくも得点は奪えなかった。試合後、その宮市にプレーの感想を訊くと、非常にポジティブな答えが返ってきた。

「個人的にってよりも、チームがこの中断期間にやってきたことを出すのがチームとしての目標だったので、結果的には良かったです。内容的にもチャレンジできる部分は、この暑いなかですけど、結構プレスに行ってはめられる部分はあったので、それは継続してチームとしてやっていけたらいいなと思います」

 ニューカッスル撃破により、ハリー・キューウェル監督を解任し、ジョン・ハッチンソン暫定監督のもと新体制となってから、2連勝となった。

「ジョン監督からも『勝つ習慣をつけよう』ってことは、今日の試合の前にもあったので、この勝ちってものはどんな試合でも大事ですし、また次の試合に向かっても良い勝ちになったかなと思います」

 タイムアップ直後には、ニューカッスルでコーチを務めるグレーム・ジョーンズ氏とかなり親し気に話し込む姿があった。ウィガン時代に指導を受けており、久々に顔を合わせたようだ。

「今日メンバー表を見た時に見たことある名前だなと思って、ピッチで確認したらやっぱり同じ人物でした。試合後に『久しぶり』って話をして、向こうもびっくりしてて、『こんなとこにいたのか』っていう。サッカーで繋がる輪は間違いなくあると思います。久々に会えて嬉しかったです。

 当時、僕はまだ19歳だったので、若手の指導というか、すごく共にした時間も多かったですし、色んなことを教わったコーチの1人でした。やっぱり、プレミアリーグの中でアグレッシブさはすごい求められましたし、そういうところはすごく若い時から言われてきました」

 10代で海外に渡り、濃密なキャリアを築いている現在31歳の快足アタッカー、宮市。国際親善試合などで度々訪れる再会は、その特権と言えよう。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)