サニブラウン、自己ベストでの準決勝敗退に「まじで足りない。もっと行けた」 ノア・ライルズが金/陸上

AI要約

男子100メートル準決勝で、サニブラウン・ハキームが自己ベストを更新するも、決勝進出を逃す。

決勝ではノア・ライルズが金メダルを獲得。サニブラウンは今後の大会に向けて更なる挑戦を誓う。

サニブラウンは大舞台での経験を活かし、自己ベストを安定して更新した。

サニブラウン、自己ベストでの準決勝敗退に「まじで足りない。もっと行けた」 ノア・ライルズが金/陸上

パリ五輪第10日・陸上(日本時間5日、フランス競技場)男子100メートル準決勝で、世界選手権2大会連続入賞のサニブラウン・ハキーム(25)=東レ=が、3組で登場し、9秒96(追い風0・5メートル)の自己ベストをマークしたが、組4位の全体10番で日本勢92年ぶりの決勝進出を逃した。満員の会場が割れんばかりの大歓声の中、決勝進出ラインは史上初の9秒台に突入。上位12人が9秒台のハイレベルなレースとなった。

決勝は、ノア・ライルズ(27)=米国=が9秒79の自己ベストで金メダルを獲得。銀メダルのキシェーン・トンプソン(23)=ジャマイカ=との差は1000分の5秒だった。

以下、サニブラウンの一問一答。

――レースを振り返って。

「まじで足りない。もっと行けたなって思います」

――自己ベスト。

「自己ベストじゃ足りない。アジア記録出すぐらいの勢いで走んなきゃほんとにメダルも取れないんで、そこに関しては自己記録はあんま関係ないですねほんとに。勝てなきゃ意味ないので」

――この3年間の取り組みは。

「ほんとに1ミリ1ミリ、前進はしてるんで。でもそんな悠長なことは言ってる暇はない。初めて世界陸上出たのは2015年で、もう9年間もこの競技をやっていて、このレベル。自分が前進していても、海外の選手はもっともっと前進していますし、一生追いつけない。その差を縮めるためにもっともっと頑張っていかなきゃいけない」

――大観衆の中でのレースは。

「やっぱり楽しい。こういう舞台で走れるというのもものすごい幸せ。この舞台で悔しい結果にはなったけど、自分という選手がこの舞台で走れたということはやっぱり嬉しいし、誇りに思える」

――もっとこうしておけばよかったことがあるか、全てやりきった上で臨んだか。

「振り返ってても多分後悔することいっぱい出てくると思う。振り返ったところで結果が変わるわけじゃないんで、そこは関係なくほんとに前を見て。まだ来年世界陸上もありますし、まだ4継もありますし、自分のオリンピックは終わっていない。気持ち切り替えてしっかりやっていければなと思ってます」

――大舞台で安定して自己ベスト出した。