パリ五輪男子ゴルフ・銅メダルの松山英樹に特別表彰検討 宮城県の村井嘉浩知事

AI要約

パリ五輪男子ゴルフで日本人初の銅メダルを獲得した松山英樹選手について、宮城県は特別表彰を検討することを明らかにした。

村井知事は松山選手と赤間選手の活躍を誇りに思い、特別表彰の対象となる可能性があると述べた。

過去の県民栄誉賞受賞者と比較しながら、松山選手の特別表彰について検討が進められている。

パリ五輪男子ゴルフ・銅メダルの松山英樹に特別表彰検討 宮城県の村井嘉浩知事

パリ五輪男子ゴルフで日本人初の銅メダルを獲得した松山英樹選手(32)について、宮城県の村井嘉浩知事は5日の定例記者会見で、特別表彰を検討することを明らかにした。松山選手はすでに、男子ゴルフのマスターズ・トーナメントで日本人として初優勝したことで県の「最高賞」ともいえる県民栄誉賞を受賞しており、あまりの活躍に「賞が追い付かない」というのが本音といったところか。

松山選手のほかにも宮城県勢では、スケートボード女子ストリートで、仙台市出身で東北高校1年の赤間凛音(りず)選手が銀メダルを獲得した。

テレビにかじりついて五輪を観ていたという村井知事。「県出身者がオリンピックという舞台で活躍することは誇らしいこと。心からおめでたいと思う」と祝福した。前例でみると、五輪のメダル獲得者は特別表彰の対象となるという。村井知事も「本人の意向を確認して検討したい」と前向きな姿勢を見せた。

宮城県では、文化・スポーツで顕著な活躍を見せて県民に勇気と活力を与えた人物には、「最高賞」ともいえる県民栄誉賞を授与している。

過去には、MLBで活躍した佐々木主浩氏、フィギュアスケートの荒川静香、羽生結弦の両氏、プロ野球楽天の田中将大氏、ノーベル賞受賞者の田中耕一氏らが受賞している。松山選手も令和4年、マスターズ優勝で授与された。

これまで、羽生氏が特別表彰→県民栄誉賞の順番で受賞したことはあるが、県人事課では「逆のパターンは前例がないと思います。ただ、対象が異なるし、表彰の軽重もありませんので、順番は関係ありません」と話している。