【フェンシング】永野雄大、決勝8巡目初登場「勘弁してくれ」も5-0「いいの?」金メダル貢献

AI要約

日本がイタリアに勝利し、初の金メダルを獲得した。過去2度の表彰台は銀だった男子フルーレで、ついに頂点に立った。

3分間×9試合で45点先取の団体戦。リザーブから第8試合で今大会初登場した永野雄大(25=ネクサス)が神がかったプレーをみせた。

大舞台の重要な場面で出番が来た。もともと緊張しいだと明かし「勘弁してくれと思った。もう出たくなかったです。もう緊張しすぎて」と笑わせた。

【フェンシング】永野雄大、決勝8巡目初登場「勘弁してくれ」も5-0「いいの?」金メダル貢献

<パリオリンピック(五輪):フェンシング>◇4日(日本時間5日)◇男子フルーレ団体◇決勝◇グランパレ

 日本がイタリアに勝利し、初の金メダルを獲得した。過去2度の表彰台は銀だった男子フルーレで、ついに頂点に立った。

 3分間×9試合で45点先取の団体戦。リザーブから第8試合で今大会初登場した永野雄大(25=ネクサス)が神がかったプレーをみせた。

 直前第7試合で松山恭助(27=JTB)が35-34とすると、5-0の完璧なゲームを演じた。決勝前に、第7試合か第8試合で出番が来ることを伝えられていた。「7周り目の方が最後の2つ前なんで、負けてもそんな痛手にならなくて。(出番が)8周り目だったので、『あ、ここで出るのか』と超緊張しましたね」とドキドキの登場前を振り返った。

 大舞台の重要な場面で出番が来た。もともと緊張しいだと明かし「勘弁してくれと思った。もう出たくなかったです。もう緊張しすぎて」と笑わせた。

 それでも「吹っ切れました。もうやるしかない」とピクトの上では緊張を引きずらなかった。「とにかく足の動きだけは止めないことと、もう無我夢中に動いて、もうとにかく手を出そう」と集中し、最高の結果を呼び込んだ。1ポイントも失わずに出番を終えた感想は「『え、いいの?』って感じでした」とまた笑いを誘った。

 日本フェンシング界のレベルアップに伴い、団体のメンバーから外れた時期もあった。それでも「自分のフェンシングは間違っていない」と信じて走り続け、快挙達成の一員となった。ジョーカーとしての役割を全うし「金メダルをとれて本当にうれしいです」とかみしめるように喜んだ。