【BOM】吉成名高次戦はWBCムエタイダイヤモンド王座をかけて強豪ペットアヌワット戦

　9月1日に神奈川・横浜大さん橋ホールで開催されるムエタイ「Shimizu presents BOM（ザ・バトル・オブ・ムエタイ）47」のダブルメインイベントに吉成名高（23＝エイワスポーツジム）と奥脇竜哉（23＝エイワスポーツジム）の出場が決定し、4日に全対戦ガードが発表された。

　吉成は昨年7月にラジャダムナンスタジアム認定フライ級王座を獲得。タイ人以外として史上初のラジャダムナンスタジアム2階級制覇王者となった。それだけにとどまらず、同12月のRWS（ラジャダムナン・ワールドシリーズ）ではラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級暫定王座決定戦で勝利し、3階級制覇を達成した。今年2月のRWS日本大会では正規王者プレーオプラーオ・ペップラオファーとの統一戦にも圧勝し、正規王者となった。

　前戦7月のジョムホートとのラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王座防衛戦でも圧倒的な差で勝利し、初防衛に成功。現在驚異の31連勝をマークしている。

　勢いの止まらない吉成は「BOM47」では、勝てば日本人としては初となるWBCムエタイ・ダイヤモンド王座のベルトをかけてペットアヌワット・ノーアヌワットジム（タイ）と対戦する。ペットアヌワットはフィーム・カオ（膝の得意なテクニシャン）タイプで、吉成が王座統一戦で対戦したプレーオプラーオにも勝利している。またWMO世界王者になったペットタイランドにも勝っている、元ラジャダムナン108ポンド（約49キロ）王者で、True4Uの112ポンド（約50・8キロ）のチャンピオン。吉成は強豪ペットアヌワットを倒し、WBCムエタイ・ダイヤモンド王座獲得なるか。

　そして、19年9月にラジャダムナンスタジアムで日本人として8人目の同スタジアム王者（ミニフライ級）に輝いている奥脇は、WPMF世界ミニフライ級王座を獲得するなど最前線で活躍。現在はRWSを主戦場に活躍し、7月のRWS日本大会ではゲオナーカーに判定勝ちし、現在はラジャダムナンのフライ級王座を狙っている。

　奥脇は「BOM47」ではWBCムエタイ世界フライ級王座をかけてシヴァラート・ウォーリンティダー（タイ）と対戦する。シヴァラートはパンチとローキックを得意とし、True4Uを主戦場にしている。同門の吉成、品川朝陽に続いて、奥脇も権威あるWBC世界タイトル奪取に期待がかかる。

　＜全対戦カード＞

　▼ダブルメインイベント（第10試合）WBCムエタイ・スーパーフライ級（52.16キロ）ダイヤモンド王座決定戦3分5R

　名高・エイワスポーツジム（＝吉成名高／エイワスポーツジム）　VS　ペットアヌワット・ノーアヌワットジム（タイ）

　▼ダブルメインイベント（第9試合）WBCムエタイ世界フライ級（50.80キロ）王座決定戦3分5R

　竜哉・エイワスポーツジム（＝奥脇竜哉／エイワスポーツジム）　VS　シヴァラット・ウォーリンティダ（タイ）

　▼第8試合　WMC日本スパーフライ級（52.16キロ）王座決定戦3分5R

　JOH（MSJキックボクシングジム）　VS　シンイチ・ウォーワンチャイ（ウォーワンチャイプロモーション）

　▼第7試合　WMC日本女子ピン級（45.53キロ）王座決定戦2分5R

　MIREY（WSR三ノ輪）　VS　撫子（GRABS KICK BOXING STUDIO）

　▼第6試合　BOM60キロ契約3分3R

　羅向（ZERO）　VS　ダウサヤーム・ウォーワンチャイ（ウォーワンチャイプロモーション）

　▼第5試合　BOMバンタム級（53.50キロ）3分3R

　佐藤九里虎（FAITH）　VS　隼（尚武会）

　▼第4試合　BOMスーパーバンタム級（55.34キロ）3分3R

　吏亜夢（ZERO）　VS　松山和弘（ReBORN経堂）

　▼第3試合　BOMバンタム級（53.50キロ）3分3R

　リュウノスケ・ウォーワンチャイ（ウォーワンチャイプロモーション）　VS　ムアンチャイレック・エックススタームエタイ（タイ）

　▼第2試合　BOM52.50キロ契約3分3R

　れい（湘南格闘クラブ）　VS　福僚太（健成会）

　▼第1試合　BOM56.0キロ契約3分3R

　コウキ・オーチャロンチャイ（BTCジム）　VS　高田優（湘南格闘クラブ）