米倉選手(パラエストラ八戸)、「アマチュア修斗」全日本大会出場へ

AI要約

八戸市の格闘技ジム「パラエストラ八戸」に所属する米倉大地選手(22)が総合格闘技の大会で優勝し、全日本大会出場権を獲得した。

米倉選手は新潟県出身で、航空自衛隊で総合格闘技の練習を始め、アマチュア修斗東北選手権で優勝した。

20周年を迎えるパラエストラ八戸の歴史の中で初めての全日本大会出場となった米倉選手は、夢のような感覚で勝利を喜んでいる。

米倉選手(パラエストラ八戸)、「アマチュア修斗」全日本大会出場へ

 八戸市の格闘技ジム「パラエストラ八戸」に所属する米倉大地選手(22)=航空自衛隊三沢勤務=が、6月に盛岡市で行われた総合格闘技の大会「アマチュア修斗東北選手権」のフライ級で優勝を飾った。10月に予定される全日本大会の出場権を獲得し、「これまで取り組んできた成果を出せた。自分ができるところまで頑張ってみたい」と闘志を燃やしている。

 米倉選手は新潟県出身で、県立新潟県央工業高時代はレスリング部で活躍。航空自衛隊で三沢基地に配属されたのを機に、約2年前からパラエストラ八戸で総合格闘技の練習を始めた。

 東北選手権は6月30日に岩手県営武道館で開催。総合格闘技の大会に初出場した米倉選手は、4人がエントリーしたフライ級(56・7キロ以下)のトーナメント戦で頂点を争った。

 1回戦を不戦勝で勝ち上がり、迎えた3分2ラウンド(R)制の決勝。第1Rは相手の強烈なパンチを浴び、劣勢に立たされたが、第2Rは得意とするグラウンドの攻防で優位に試合を運んだ。2分1Rの延長戦もグラウンドで圧倒し、判定3―0で勝利を収めた。

 今年で20周年となるパラエストラ八戸の歴史の中で、アマチュア修斗の全日本大会出場を決めたのは米倉選手が初めて。「まさか優勝できるとは思わず、試合直後は正直、実感がなかった。今は夢のような感覚で、素直にうれしい」と喜びを語り、「全日本では得意の組み技や寝技で1本を取りたい」と意気込んだ。