【阪神】岡田監督〝出し惜しみなし〟盤石の継投策「それはもう普通やで」

AI要約

阪神はDeNA戦で4-0の快勝を収め、継投策を駆使して勝利を手にした。

岡田監督は石井、桐敷、ゲラ、岩崎の勝ちパターン継投陣を投入し、敵打線を押さえた。

8月大混セの中で、指揮官は常に冷静さを保って勝負を進めている。

【阪神】岡田監督〝出し惜しみなし〟盤石の継投策「それはもう普通やで」

 阪神は4日のDeNA戦(横浜)に4―0で快勝。前夜3日のカード第2戦で連勝が8でストップした直後の一戦となったが、先発の西勇輝投手に加え、4人のブルペン勢のシャットアウトリレーも実り「勝たなければならない一戦」をしっかりもぎとった。

 継投策への移行を決意した5回終了時点でのスコアは4―0。ホールド、セーブシチュエーションには該当しなかったが、岡田彰布監督(66)は石井、桐敷、ゲラ、岩崎の勝ちパターン継投陣を出し惜しみせず投入。敵将・三浦監督の食卓に虎ブルペンのフルコースを容赦なくサーブし、終盤4イニングのベイ打線を押しつぶした。

〝石橋を叩いた〟ようにも見える兵法で3カード連続の勝ち越しを決めた指揮官だが、試合後にこの日の継投策について問われると「それはもう普通やで」と平常心を強調。「昨日負けたからきょうが大事とか、そんなん一切関係ないよ。別に昨日も無理したら石井と桐敷使ってもよかったんやで。でもそういうことはまだ必要ない。そういうことやんか」と振り返った。

 広島、巨人、阪神の3チームが1・5ゲーム差内にひしめく灼熱の8月大混セ。それでも長丁場のシーズンを知り尽くす百戦錬磨の老将は〝勝負どころはまだまだ先〟とばかりに動じるそぶりを一切見せようとしなかった。