【阪神】岡田監督「考えたらええのにな」失点を止められなかったバッテリーに苦言

AI要約

阪神がDeNAに逆転負けを喫し、8連勝が止まる。岡田監督は投手陣の失点に悔しさを露わにする。

岩貞、中野、安藤コーチからのコメントも紹介。守備のミスが課題として挙げられる。

打線は好調を維持し、首位広島に1.5ゲーム差の3位。連敗を阻止し、勝ち越しを続ける意欲を見せる。

【阪神】岡田監督「考えたらええのにな」失点を止められなかったバッテリーに苦言

<DeNA10-4阪神>◇3日◇横浜

 阪神がDeNAに逆転負けを喫し、今季最長だった連勝が8で止まった。終わってみれば、7月13日中日戦(バンテリンドーム)以来の2ケタ失点。

 「なんかエアポケットみたいになるんよ。初回でもそうやろ? なんか1試合に1、2回あるんよな」。岡田彰布監督(66)は失点を止められなかったバッテリーに、苦い表情を浮かべていた。

 3点先制した直後の1回裏。大竹がDeNAオースティンに同点3ランを許した。再び1点リードで迎えた6回、またも助っ人に同点ソロ。「初回もあそこ(6回)も、ホームランだけ、(カウント)3-1やから考えたらええのにな。1点取った後でな。あそこで抑えていたら投げるピッチャーも全然違うわけや、7回から」。流れをつかみきれないまま終盤を迎えた。

 嫌な予感は的中する。7回に登板した岩貞は、先頭の林にストレートの四球を与えると、2死一、二塁で佐野に中前適時打を浴び、近本の悪送球もからんで2失点。四球から失点するパターンに、指揮官は「いやあ、もう一緒」と嘆いた。8回に登板した岡留は、自身の悪送球もからみ今季最多4失点(自責2)。3回の佐藤輝のファンブルも含めると、6月22日DeNA戦(甲子園)以来の計3失策を喫した。

 岡田監督は“急降下”するイニングに「エアポケット」と繰り返した。「エアポケットあるよ。昨日でも2回に言うたんよ。低めばっかり投げてストライク入らへんのやったら高めも投げえ言うて。一緒や」。前日2日の2回は、先発村上が低めのボールが決まらずに2四球を出し失点していた。後半戦初黒星で、再び首位広島と1・5ゲーム差の3位。それでも打線は依然として好調だ。連敗は阻止し、3カード連続の勝ち越しは譲らない。【磯綾乃】

 ▼岩貞(4-4の7回に登板し勝ち越しの2点を献上)「チームが良い状況の中で自滅してしまい申し訳ない気持ちです」

 ▼中野(初回に犠打でチャンス拡大、5回には二塁打で出塁し佐藤輝の適時打で生還)「勝負の世界なので、どこかで(負ける)っていうのはありましたけど。守備のミスが少し目立っているので引き締めないといけない」

 ▼安藤1軍投手コーチ(石井、桐敷を起用せず中継ぎ陣が崩れ)「毎回、毎回はね」