【レパードS】ミッキーファイト、田中博師は「先を見たローテを考えてあげたい」と明言せず ジャパンダートクラシック優先出走権
ミッキーファイトがレパードS（G3）で重賞初勝利を挙げ、戸崎が安堵の表情を見せる。
田中博師も喜び、ジャパンダートクラシックへの優先出走権を得たことに安堵。
戸崎は今後の成長に期待し、トランセンドやホッコータルマエを輩出した盛夏の出世レース制覇を目指す。
◇4日 第16回レパードS（G3・新潟・ダート1800メートル）
直線すんなりと抜け出した。ミッキーファイトが先に抜け出したサトノフェニックスを手応え良くかわして、重賞初勝利を挙げた。「初めて乗せてもらった時から能力を感じていた馬ですから、負けられない一戦と思っていました」。戸崎はほっとした様子で汗をぬぐった。
道中、好位の内から、向正面で外へ。楽な手応えで前を見ながら、鞍上はタイミング良く仕掛けていった。「1枠だけが気掛かりで、どのあたりになるかと思ったのですがいい形になりましたね」と理想的なレースができたことを喜んだ。
田中博師も思いは同じだった。「1枠1番だけは心配でしたが、何回も乗ってもらっていますし、上手に運んでもらえました。流れもばらけやすい感じになってくれましたね」。ダート界の一線級を担える器との期待馬にタイトルを取らせることができ、安堵（あんど）していた。
勝ったことで、ジャパンダートクラシックへの優先出走権を得た。師は「暑い中で走りましたし、この馬の体質とかを見ながらになると思います。先を見たローテを考えてあげたい」と今後については明言しなかった。同レースにはすでにケンタッキーダービー3着のフォーエバーヤング、東京ダービーを勝ったラムジェットが参戦を表明しており、出走となればファンの楽しみが増える。
戸崎は「今後、成長もあると思う。（ユニコーンSや東京ダービーで）上位の馬にリベンジということになると思います」と今後に期待を込める。トランセンドやホッコータルマエも輩出した盛夏の出世レース制覇を勲章に、飛躍の秋に挑む。
